ラブロフ、ペンタゴンがプーチンを暗殺すると脅していると発言

                 

                 プーチン大統領、ラブロフ外相

【Zero Hedge】BY:タイラー・ダーデン 2022年12月29日

https://www.zerohedge.com/geopolitical/lavrov-says-pentagon-threatening-assassinate-putin

 


ロシアのセルゲイ・ラブロフ外相は12月29日(木曜)、米国からプーチン大統領を暗殺するとの脅迫があったとして、匿名で発信された一連の報道を受け、怒りをあらわにした。

 

タス通信によると、「ペンタゴンの『匿名の関係者』が、クレムリンへの『首切り攻撃』、つまりロシア大統領に対する暗殺の脅威を実際に宣言している」とラブロフは述べた。

 

「もし誰かが本当にそのような考えを持っているなら、その人はそのような計画の起こりうる結果についてじっくりと考えるべきだ」と、ロシアのトップ外交官は警告した。

 

この非難は、リンゼー・グラハム上院議員ウクライナ戦争を終わらせるために、誰かがロシア大統領を「連れ出す」ことを求めた1週間足らず後に行われた。

 

しかし、ラブロフは特に、バイデン政権が「クレムリンの中心でプーチンを殺すための首切り攻撃」の計画を練っているという、匿名のアメリカ国防当局者の話を基にしたニューズウィーク誌の9月の報道を念頭に置いているようである。

 

以下は、その9月29日のニューズウィーク誌の記事からの関連部分である。

 

「断末魔」が何を意味するのか、詳細は公には明らかにされていない。

 

軍関係者はニューズウィーク誌に、潜水艦や航空機の移動、B52爆撃機の掘削など、核の脅威に関して微妙な動きがあると話す。

 

しかし、非核の軍事オプション、つまり通常兵器や特殊作戦の使用、サイバー攻撃や宇宙攻撃は、クレムリンの中心でプーチンを殺害する断頭台攻撃も含めて、最重要事項だと強調している。

 

ラブロフは、西側から発せられたこの脅威と最近の脅威に対する12月27日(火曜日)の反応を続けて、「彼らは尊敬の念をすべて捨て去ったようだ」と述べた。

 

さらに、「悪名高い(元英国首相)リズ・トラスは、選挙前のキャンペーンで、核攻撃を命令する準備ができていると、直接かつ公然と発言したことを考えると、その鮮明な例だ」と回想した。


ラブロフ氏はまた、危険な核のレトリックと対立の雰囲気が高まっていることについても言及した。

 

「米国とNATOの同盟国の戦略的目標が、わが国を大幅に弱体化させ、あるいは破壊するためのメカニズムとして、戦場でロシアを打ち負かすことにあるのは、誰にとっても秘密ではない」と述べた。

 

さらに、「ウラジーミル・ゼレンスキー大統領は、NATO諸国にロシアに対する予防核攻撃を行うよう促すまでに至っていた。これは許される範囲を超えている。しかし、我々は(キエフ)政権内の人物からはるかに悪い発言を聞いている」。

 

 

「彼は、これらすべてが、ロシアを弱体化させ、分裂させるための米国とNATOの計画の一部であると述べた」。