十字架上のキリスト。写真提供
【フリーウエストメディア】2022年12月25日
教会にとって憂慮すべき数字だ。
今年も、カトリック教会とプロテスタント(EKD)は、辞職によって数万人の信者を失っている。
このため、新たなマイナス記録となる恐れがある。
そして、残された信者もまた、別れを考えている。
ドイツの教会は、今年も集団離散に悩まされることになった。
dpa通信の調査によると、ミュンヘンだけでも12月15日までにカトリックとプロテスタントの教会から計26,008人が離脱した。
2021年よりも4000人近く多い。
ベルリンの民事裁判所によると、連邦首都の信者は2022年の第1四半期から第3四半期だけで18,018人が教会に背を向けた。
前年同期より約4000人多い退出者だ。
12月中旬までに7000人が教会を去った。
6600人程度だった2021年の全期間を上回った。
昨年、カトリック教会は約36万人の信者の離脱に対処しなければならなかった。
これは、2022年に超えられるかもしれない新マイナス記録だった。
プロテスタントは2021年に約28万人の信者を失った。
12月中旬の時点で、ベルテルスマン財団の「宗教モニター」は、ドイツの教会員の4人に1人が離脱を検討していることを示した 。
しかし、組織的な宗教に背を向けたいと考える人々の大多数は、自分たちをクリスチャンだと思い続けている。
離脱を具体的に希望している人々の約92%が、「教会に所属しなくてもキリスト教徒でいられる」という声明に同意している。
これらの団体の覚醒した移民促進政策が、彼らにとって大きな代償となったようである。
■■ 世界的な傾向
ギャラップ社の世論調査によると、米国における教会の会員数も過去最低を更新した。
昨年、教会、シナゴーグ、モスク、その他の礼拝所に所属していたというアメリカ人は、わずか47%であった。
ギャラップ社の調査では、20年以上にわたって、あらゆる年齢層の信者の間で、教会に所属する人が減り続けていることが明らかになった。
したがって、専門家は、これらの傾向はパンデミックとは無関係であると指摘している。
別の2021年の調査によると、アメリカ人の31%が教会やシナゴーグに一度も行ったことがないのに対し、毎週通っているアメリカ人は22%だった。