先週、法廷の外で記者団に話す母親を撮影したファイル写真
写真 RNZ / モハマド・アラフェシャット
【Zero Hedge】BY:タイラー・ダーデン 2022年12月9日
ニュージーランドの高等裁判所は12月9日、先天性欠損症を修復するために緊急に必要な心臓手術のために、Covid-19のワクチンを接種していないドナーの血液しか受け取らないよう、両親が要求していた乳児の身柄を引き取った。
「彼は依然として緊急に手術を必要としており、手術が遅れるたびに彼の心臓には負担がかかっている」と、彼の医師の一人を引用して命令書を読み上げた。
両親のコール・リーブスさんとサマンサ・サベージさんは、通常のルート以外から提供された血液を使うことは子供の状況にとって「非現実的」であり、献血なしの手術は「利用できる選択肢ではない」という医師の主張を否定した。
どうやら同じ血液型のワクチン未接種のボランティアは「利用できる選択肢」ではないらしい。
イアン・ゴルト判事は、手術が行えるように裁判所が一時的に親権を持つことが「W子さんの最善の利益」であると判断した。
乳児は12月7日(水曜日)から手術から回復するまで、裁判所の後見人の下に置かれたが、1月31日を超えてはならない、とワシントン・ポストは報じている。
12月9日(金曜日)の朝に予定されている手術は、48時間かかるとされている。
手術に同意する目的で2人の医師がベビーWの法定代理人に、「その他のすべての目的」で、リーブスとサベージが代理人に任命された。
医師たちは、可能な限り「両親の意見を考慮する」-そうすることで「ベビーWの利益」が損なわれない限りは-と述べた。
この決定は、命令によると、根拠のない主張に満ちた数週間の緊迫した期間を経たものであった。-ワシントンポスト(WaPo)
リーブズとサベージは、12月9日(金曜日)に医師が乳児の手術の準備をするのを止めようとしたが、高等法院はこれに対して、両親に対してスターシップ病院のスタッフの邪魔をしないようにと命じたのである。
テ・ワチュ・オラは、警察に介入するよう要請し、警官が両親から赤ん坊を連れ去るために妥当な力を行使する権利があるかどうかも裁判所に尋ねた。
昨日の判決でゴート判事は、テ・ワチュ・オラの医師は、血液製剤の投与を含む手術を行うために裁判所の代理人となったとも述べた。
今晩発表された議事録で、ゴーント判事は、テ・ワチュ・オラの代理人弁護士から、赤ちゃんの両親が医師による血液検査、胸部X線検査、麻酔評価を妨げているとの連絡を受けたと述べた。
この弁護士は、両親が、もしこのまま進めば医療スタッフを刑事告発すると脅していることを理解したと、ゴーント判事は述べた。-RNZ
両親は病院のスタッフに、「私たちの子どもに手を出したら、あなた方を刑事告発します」と言ったという。
両親の弁護士であるスー・グレイは裁判官に嘆願し、2人の米国人医師の意見を考慮するよう求め、手術を行うために警察を呼んで両親から赤ん坊を取り上げるのは「極端な行き過ぎ」であると付け加えた。
ゴート判事は、グレイがすでに判決を下した事件の再捜査を事実上求めているとして、この要求を拒否した。
「Wちゃんは緊急に手術を必要としており、私の判決で結論づけたように、これ以上遅れることなくNZBS(ニュージーランド血液サービス)の血液製剤を使って、手術を進めることを可能にする命令は、Wちゃんの最善の利益になる」とゴート判事は書いている。