Steve Jurvetson from Los Altos, USA
Tim Reckmann from Hamm, Deutschland(Starlink Router)
https://freewestmedia.com/2022/11/20/will-elon-musk-be-the-game-changer-in-ukraine-2/
テスラの創業者イーロン・マスクは、ウクライナの戦場において、再び重要な軍事的要因となりつつある。
マスク氏は、これまでウクライナの領土をカバーしていた約1,300基のスターリンク衛星を、資金繰りの問題からグリッドから外すことを決めた。
これは、キエフ政府だけでなく、ウクライナ軍にとっても重い打撃だ。
戦争初期、マスク社はウクライナに数千台のスターリンク携帯端末を提供し、政府はそれを使って通信手段を確保していた。
さらに重要なのは、ウクライナ軍にとってスターリンクのネットワークが唯一の通信手段であることが多く、追加開発したソフトウェアのおかげで、ウクライナ軍はスターリンクを使ってロシアの標的と交戦し、大きな成功を収めることができたことだ。
「都市や占領地が封鎖されたとき、スターリンクは非常に役に立った。
時には、それらの地域と完全に連絡が取れなくなることもあったと、ウクライナのゼレンスキー大統領はビジネスインサイダーに語った。
だが、それももう終わりそうだ。
資金繰りの問題で、マスク氏の宇宙企業スペースXは1300基の衛星をオフラインにした。
マスク氏はウクライナ軍に1端末あたり2500ドルを要求し、稼働させ続けている。
総費用は2000万米ドルに増加した。
その結果、ウクライナ軍はこのコストをもはや負担できない、あるいは負担したくないという。
スペースX社は、ウクライナのスターリンクの資金調達にすでに1億ドルを費やしたが、今後はそうしないと述べている。
したがって、米国防総省がより多くの資金を引き受けるべきである。
しかし、米国防総省も最近、費用の支払いを拒否している。この件に関する交渉はまだ続いている。
マスクは最近、和平案でウクライナ政府から不評を買っていた。
これは、国連の監視下でロシアに付属する地域の領土を譲り受け、住民投票を繰り返すという内容であった。
これに対し、キエフは憤慨し、個人的な脅迫を行った。
アメリカの中間選挙の前に、マスクは「独立心」のあるアメリカ人に共和党に投票するように促していた。
■■ マスクの共和党寄りか、消えゆくエネルギーか?
情報筋によると、ウクライナ政府は一方で、エネルギー網に対するロシアの攻撃激化により、キエフが熱と電力を確保できなくなると、西側同盟国に警告している。
エネルギーがなければ、スターリンクは多かれ少なかれ役に立たなくなる。
ヨーロッパの反腐敗関係者によれば、世界で最も腐敗した国の一つであるウクライナは、このように底なし沼のような状態が続いている。
西側からの武器や援助物資が大規模に闇市場に流用されているだけでなく、西側からの巨大な送金さえもただ消えているのである。
3月、キエフ政府は破綻した暗号プロバイダー「FTX」を使って、ウクライナの全支持者を対象とした募金活動を開始した。
その資金はウクライナ国立銀行に送られ、人道支援と軍備のために投資されるはずだった。
米国の金融界では、ウクライナ政府に対する米国の非公式な追加軍事援助がFTXで莫大な額が洗浄されたという噂が流れている。
キエフはこの援助金で「短期的な」投機を繰り返しただけでなく、長期的にはFTXに数十億円を投資していたと言われている。
キャンペーン開始直後の3月、ニュースプラットフォーム「コインデスク」は、「ウクライナへの援助」開始後、わずか数時間で4800万ユーロが寄付されたと報じた。
その後、業界専門家は、もっと大きな金額が腐敗したFTX社の金庫に流れ込んだのではないかと推測している。
しかし、キエフ政府もゼレンスキー大統領も、この騒動の影響を心配する必要はない。
バイデン政権にとってウクライナ支援はあまりにも重要な課題であり、欧米の支援金による3桁の投機的損失は有効な反論になりえないのである。