ドイツ、ルーラ氏勝利でブラジル森林伐採支援再開の用意と発言

Lula, Bolsonaro teams to start Brazil power transition

ルーラ、ボルソナロ組がブラジル政権移行開始へ出典:日本経済新聞社 動画スクリーンショット

 

【Insider Paper】AFP2022年11月2日 

https://insiderpaper.com/germany-says-ready-to-resume-brazil-deforestation-aid-after-lula-victory/

 

ドイツは11月2日(水曜日)、ルイス・イナシオ・ルラ・ダ・シルバ氏の選挙での勝利を受けて、ノルウェーが同様の動きを見せたことを受け、森林破壊対策のためにブラジルへの資金援助を再開する用意があると述べた。

 

ベルリンにある開発省のスポークスマンは、「我々は原則的に凍結された資金を解放する用意がある」と述べた。

 

「我々はこれからブラジルの政権移行チームと詳細について話をする。

 

これは、地球最大の熱帯林の森林破壊を減らすための主要な手段のひとつと考えられている。

 

同報道官は、支払いがいつ再開されるかはまだわからないとしながらも、「ドイツ政府には、迅速に手を差し伸べるという大きな意志がある」と付け加えた。

 

ドイツは、同基金の最大のドナーであるノルウェーとともに、極右で気候変動に懐疑的な指導者ジャイル・ボルソナロの下で森林破壊が急増した後、支払いを停止していた。

 

ノルウェーはすでに10月31日(月曜日)、大統領選挙でのルーラの勝利を受けて、ブラジルへのアマゾン保護補助金の送付を再開することを発表していた。

 

2003年から2011年まで大統領を務めたルーラは、10月30日(日曜日)の選挙勝利後、ブラジルは「気候危機との戦い、特にアマゾンとの戦いにおいて、その地位を取り戻す準備ができている」と述べた。

 

彼は、「森林破壊ゼロのために戦う」と誓った。

 

森林破壊の削減は、国連の気候変動に関する国際パネル(IPCC)が、パリ協定の目標に沿って地球温暖化を1.5度に抑えるために提唱した解決策の一つである。