景気後退よりも「もっと悪いこと」がやってくる - JPモルガン

ウォール街の銀行が米国経済への悲痛な警告を発する

 


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【RT】2022年8月15日

https://www.rt.com/business/560866-us-recession-coming/

 



ウォール街の銀行大手JPモルガン・チェースのボス、ジェイミー・ダイモン氏が、米国経済の低迷の可能性について、ハードリセッションより「もっと悪いもの」が来るかもしれないと投資家に警告を発した。

 

 

8月13日(土曜日)のYahoo Financeの報道によると、ダイモン氏は、経済は "堅調 "であり、企業や消費者のバランスシートは "良い状態 "であると指摘した。

 

 

しかし、この銀行家は、原油価格の上昇や金利の上昇など、「嵐を呼ぶ雲」が地平線上にあると指摘した。

 

 

しかし、原油価格の高騰や金利の上昇など、「雲行きが怪しい」とも指摘する。

 

 

 

「予測するときは、別の方法を考えなければならない。何があるのか? 嵐を呼ぶ雲がある。金利、量的引き締め(QT)、原油ウクライナ、戦争、中国」(ダイモン氏)。

 

 

 

「確率で言えば、ソフトランディングが10%。ハードランディング、穏やかな景気後退、20%、30%。より厳しい不況、20%、30%。そして、20%から30%でもっと悪いことが起こるかもしれない。これが私の一点予測です、と言うのは悪い間違いだ」と明言した。

 

 

先月、ダイモン氏は、地政学的緊張、高騰するインフレ、衰える消費者心理、FRB政策金利をどれだけ引き上げるかの不確実性にウクライナ紛争が加わり、いつか世界経済にマイナスの影響を与える可能性が高いと警告した。

 

 

6月初めには、米国最大の銀行のトップが、経済の 「ハリケーン」に備えよと発言している。