食料供給を脅かす専制的な「グリーン」義務に反対し、EU全域の農家が立ち上がる


【Natural News】2022年7月12日 BY: ラモン・トメイ

https://www.naturalnews.com/2022-07-12-eu-farmers-rise-up-against-green-mandates.html

 

 

世界の食糧供給を脅かす政策に反対して、ヨーロッパ中の農家が街頭に立つ映像がソーシャルメディアで拡散された。

 

 

欧州連合EU)が課した過激な政策は、2030年までに炭素排出量を半分以下に削減しようとするものだった。

 

 

オランダの農家は、アムステルダムの農場を強制的に閉鎖する計画に何週間も抗議してきた。

 

 

オランダ政府の気候変動対策は、いくつかの州で排出量を95%削減しようとするものであった。

 

 

しかし、これは約30%の農民の生活様式が終焉を迎える可能性があることを意味する。

 

 

 

アムステルダムの気候変動対策では、農家は自主的に農地を手放すことになる。

 

 

その際、二度と農業に戻らないという条件で、補償金を受け取る。

 

 

 

万が一、契約を破った場合は、国がその農場を引き継ぐことになる。さらに、アムステルダムでは、窒素を使う肥料を禁止することになった。

 

 

 

北部のフリースラント州では、農民がトラクターで走り、車を邪魔にする抗議行動もあった。

 

 

武装警察が1台のトラクターに発砲したため、事態は収拾に向かった。

 

 

抗議は負傷者を出すことなく終了し、3人が殺人未遂で逮捕された。

 

 

 

一方、イタリアの農民たちは、他の国の農民たちとともに、気候政策と食料価格の高騰に抗議した。

 

 

あるビデオでは、ある農民が他の農民に動員をかけ、ローマまでトレッキングをするよう呼びかけていた。

 

 

農民たちは、際限のないインフレ、サプライチェーンの失敗、厳しい「グリーン」イニシアチブが同国の農業部門を麻痺させていることに抗議して、イタリアの首都に向かう予定だった。

 

 


「このような状況では、もう食卓に食べ物を並べることはできない。私たちはもう我慢できません。皆さんは私たちと一緒にローマに行くべきです。もうこれ以上我慢できないので、ローマに行かなければなりません」と、この農民は他の人々にも参加を促した。

 

 

 

イタリアの農民たちはトラクターに乗り込み、問題意識を高めるための横断幕を掲げて回った。「私たちは奴隷ではない、農民なのだ」と彼らは唱えた。

 

 

 

■■ 主要な高速道路を封鎖する農民たち

 


オランダとイタリアの農民がトラクターに乗る一方で、他のEU諸国の農民の中には、主要な高速道路を封鎖して、さらに一歩進んだ行動をとる者もいた。

 

 

 

スペインのアンダルシア地方南部の農民たちは、ハエン県にある高速道路A-4を封鎖した。

 

 

この封鎖は、エネルギーと食料の法外な値上げに抗議するために行われた。

 

 

ハエンでの抗議活動のあるビデオには、黄色のベストを着た数十人の農民がトラクターとともに高速道路の入り口を封鎖している様子が映っていた。

 

 

 

ドイツとオランダの農民は7月6日、ヘーレンベルク国境付近のロータリーを封鎖した。

 

 

彼らの同胞もまた、それぞれの国の国旗を掲げたトラクターでA-7高速道路を封鎖した。

 

 

「カナダのフリーダム・タッカーズに学んだ農民たちは、世界経済フォーラムの自国政府の気候変動政策に抗議するため、現在オランダとドイツの国境をトラクターで封鎖している」と、保守的選択キャンペーンのシーラGは封鎖の映像とともに書いている。

 

 

 

オーストリアの国会議員ペーター・シュミーデレヒナーは、アムステルダムブリュッセルの両方が信奉する「とんでもない」気候変動提案を非難した。

 

 

いわゆる『グリーン・ディール』のために、オランダ政府はとんでもないことをした。

 

 

オーストリアでも同じことが起こるのではないかと懸念される」と、オーストリア自由党のメンバーである同議員は述べている。

 

 

 

シュミーデレヒナー氏はこう続けた。

 

 

「同時に、EUニュージーランドと貿易協定を結び、新たな依存関係を作ろうとしている。いったいどんな世界になったら、そんなことができるんだ?」