プーチン氏、制裁はロシアより欧米に打撃と発言

【Insider Paper】2022年5月12日 AFP2022年5月12日 9時44分

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ロシアのプーチン大統領は12日、ウクライナ問題でモスクワに課された制裁措置による打撃は、「外的課題」に直面して回復力のあるロシアより欧米諸国の方が大きいと述べた。

 

プーチンが2月24日に隣国ウクライナに軍隊を送り込んだ後、西側諸国はロシアに前例のない制裁の嵐を浴びせた。

 

西側諸国は「近視眼的で膨張した政治的野心とロシア恐怖症に導かれ、自国の国益、経済、国民の幸福にはるかに厳しい打撃を与える」とプーチン大統領は政府会議で述べた。

「ヨーロッパではインフレ率が急上昇しており、20%近い国もある」。「制裁に執着し続ければ、EUとその市民にとって最も困難な結果を招くことは明らかだ」とも述べた。

 

「ロシアは外的な挑戦に直面しても、自信を持って対処している。

プーチン大統領はまた、3月に前年同月比16.7%に急増したインフレが「徐々に」減速していることや、ルーブルが回復し、ウクライナ危機の勃発以来最も高い水準にあることを歓迎した。

 

厳しい資本規制とエネルギー輸出に支えられ、ルーブルは最近見事なまでに回復している。

ルーブルは、おそらく国際通貨の中で最高のダイナミクスを示している」とプーチンは言った。