米下院議員、共産主義者狩りを開始

共和党議員、米国ビザ申請者に「共産主義」や「全体主義」との関連性を審査することを要求

 

    

写真:毛沢東 中国中部河南省で、毛沢東の画像が入ったピンを軍服につけている様子(2016年5月2日) © AP / Ng Han Guan

 

米下院の著名な共和党議員は、国務省に対し、非移民ビザの申請者が共産主義または全体主義政党に所属しているかどうかを申告するよう求める法案を提出する予定である。

 

この法案は、特に中国やロシアの政府とつながりのある「外国の宣伝者」が、アメリカの熟練労働者向けのH-1Bビザプログラムを悪用してアメリカに潜入するのを阻止することを主な目的としていると、メディア「Axios」が5月12日(木曜日)に報じた。

 

バンクス氏はAxiosに対し、「中国が我々の甘すぎるビザ制度を利用して、プロパガンダや悪意のある影響力を輸出してきたことは周知の事実だ」と語った。

 

共産主義者ビザ透明化法案」と呼ばれるこの法案は、すべての国のビザ申請者に適用される。中国からの申請者はさらに、現在または過去に自国の軍隊、法執行機関、治安部隊と関係があったかどうかを申告するよう求められることになる。

 

法案は、自称共産主義者のビザ申請が許可されるかどうかについては明記していないが、バンクス氏は、法執行官が中国共産党(CCP)の活動を「追跡」し、「中国の多くの虐待を事前に防止する」のに役立つと述べた。この法案は、何が全体主義政党として適格であるかを特定していない。

 

バンクス氏は、議会で中国共産党を「最も多く批判している」と自称している。彼は3月、「敵対国」からの留学生が「機密性の高い研究プロジェクト」に従事しているかどうかの審査を強化する法案を提出した。

 

バンクスは、議会で最大の保守派会派である共和党研究委員会の委員長を務めている。昨年、同委員会は「共産中国対策法」を提出し、共和党はここ数年で最も厳しい反中国法案であると宣伝した。