EUがロシアの石油を禁止した場合、ドイツ東部でガソリンが不足する可能性があると大臣が警告

  

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【RT】2022年5月6日

https://www.rt.com/business/555022-germany-petrol-shortages-russia-oil/

 

EU諸国は、ロシアの原油を6ヶ月以内に、精製品を年末までに段階的に禁輸するという提案の採決を控えている。この措置は、ウクライナに関連する最新の対モスクワ制裁の一部である。

 

「残念ながら、実際に不足が生じる可能性は否定できない」とロバート・ハベック連邦経済大臣は放送局RTLに語った。

 

「短期間の原油安で、燃料の入手が困難になるかもしれません」とハベックは続け、しかし政府はそのようなことが起こらないように取り組んでいると断言した。


ドイツ東部はシュヴェート製油所から供給されているが、この製油所はすべてロシアからの輸入品で運営されている。同製油所はドイツ最大級の原油処理施設で、ベルリンやブランデンブルク州で使われるガソリン、ディーゼル重油の9割を供給している。

 

禁輸措置が認められれば、製油所は閉鎖せざるを得ない可能性があると、ドイツの放送局ドイチェ・ヴェレ(DW)が1日に報じた。

 

ドイツは、2月下旬にロシアがウクライナで軍事行動を開始して以来、ロシアからの石油輸入の割合を35%から12%に減らしており、これはロシアのエネルギー供給からの離脱を推進するEUの動きに沿ったものである。