【ハンガリーとセルビア】EUの2つの選挙でプーチン大統領への同情が浮き彫りに

ハンガリー議会は、親ロシア派のカタリン・ノヴァク氏をハンガリー共和国大統領に選出した。

ハンガリー初の女性大統領として大統領宣誓を行い、5月10日に第6代ハンガリー大統領に就任する予定だ。

セルビアの選挙でも、現職の親ロシア派大統領アレクサンダル・ヴチッチが地滑り的勝利を収めた。

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        カタリン・ノヴァク氏 ハンガリー共和国大統領に

【フリーウエストメディア】2022年4月4日

https://freewestmedia.com/2022/04/04/two-eu-elections-highlight-sympathy-for-president-putin/


■■ ブダペストキエフに汚される

青少年・家庭問題担当の前無任所大臣カタリン・ノヴァク氏が、有効票数188票のうち137票を獲得して圧勝した。

野党候補の経済学者ピーター・ロナ氏の得票数は51票にとどまった。総勢195人の下院議員が投票した。

当選したフィデス党のノバク氏は、ウクライナ紛争が影を落とす選挙で、平和推進を公約に掲げている。

 

■■ ゼレンスキーとも戦う

ヴィクトール・オルバンは4期目の首相を務めることになった。オルバン氏の勝利は、偽の世論調査ブルームバーグ・ニュースの報道を覆し、ハンガリーの指導者は12年間の政権運営で最も厳しい再選の挑戦を受けるだろうと予測されていたものである。

 

オルバンは党の勝利演説で、ウクライナのゼレンスキー大統領を選挙戦中に直面しなければならなかった「相手」の一人と呼んだ。

「私たちはこのような勝利を収めた。それは月から見ることができるが、ブリュッセルから見ることができるのは確かだ」と、オルバンは4月10日(日曜日)にメディアに語っている。

 

「私たちはこの勝利を人生の終わりまで忘れないだろう、なぜなら私たちは膨大な数の反対勢力と戦わなければならなかったからだ。その敵とは、国内の政敵だけでなく、ブリュッセルの官僚、ソロス帝国(そのすべての資金を持つ)、国際主流メディア、そして最後にはウクライナの大統領までもが含まれる。これほど多くの反対者を同時に抱えたことはなかった」。

 

EUで最も長く首相を務めたオルバン首相は、投票前に、ハンガリーの左派は平和に対する深刻な脅威であり、フィデスは戦争をしないことを保証する唯一の存在であると述べた。「こんなことは見たことがない」と彼は付け加えた。

 

彼は、NATOウクライナの紛争に武器や兵士を派遣すべきではないと説明した。

「我々の立場は現在のところ多数派の立場であり、それゆえNATOはこの軍事衝突に参加しないことを決めた。兵士も送らず、武器も送らない。」

 

明らかに、英米諸国と同盟国は、NATOがこの紛争に可能な限り関与することを望んでいる、と彼は言った。

オルバン氏によると、もし左派が選挙で勝利していたら、ウクライナへの武器輸送を直ちに開始し、すべての殺傷力のある武器をハンガリー領内で許可し、現在ハンガリーが使用していない武力紛争に適したすべての武器を直ちにウクライナの自由にさせるとのことであった。


しかし、フィデスの勝利は、ハンガリーが数十億ユーロの重要なEU資金へのアクセスを、ブリュッセルから罰としてブロックされたままであることを意味する。

オルバン氏は、ハンガリーはロシアと友好的であると非難されているが、ドイツがモスクワとはるかに緊密な関係を築いていることは完全に明らかであり、多くのフランス企業は戦争にもかかわらずロシアから離れないと観察していると述べた。

 

■■ セルビアはロシアを見捨てない

セルビアでは、アレクサンダル・ヴチッチ大統領兼大統領候補が4月3日(日曜日)の大統領選挙で決定的な勝利を収め、欧米の識者たちをも驚かせた。

60%近い得票率で勝利したヴチッチは、2017年の選挙結果よりもさらに良い結果を残しました。彼はまた、平和の約束を掲げて2期目の5年間に出馬しました。セルビアの伝統的なモスクワとの関係を放棄する英米政府からの圧力は無に帰した。

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    セルビアのアレクサンダル・ヴチッチ大統領 

    (*背がめちゃ高いよ。名前がカワイイよ。)

 

ヴチッチ氏は、ウクライナ紛争が選挙戦に影響を与えたと述べた。

ウクライナ危機が選挙結果に与えた影響は大きい」と認めた。「我々は、ヨーロッパ人、ロシア人、アメリカ人にとって重要な政策、それは……軍事的中立を維持する」と述べ、こう付け加えた。

セルビアは、ロシア連邦と多くの分野で友好的で協力的な関係を維持しようとする。

 

モスクワは、コソボの独立に反対するベオグラードの国連加盟を阻止することで、ベオグラードを支援してきた。さらに、セルビアはロシアのガスにほぼ全面的に依存しており、モスクワに対する制裁を拒否している。