2020年6月10日の写真:イスラエルのエルサレムで、ドナルド・トランプとベンジャミン・ネタニヤフを描いたバナーを設置する労働者 © Reuters / Ammar Awad
【RTcom】2021年12月10日
元イスラエル首相のベンヤミン・ネタニヤフ(通称ビビ)は、他のほとんどの世界の指導者の前で、ジョー・バイデンの選挙での勝利を祝福するという彼の決定を擁護しました。
このメッセージは、かつてネタニヤフの緊密な同盟国だったドナルド・トランプを激怒させました。
ネタニヤフ大統領は12月10日(金曜日)の声明で、「トランプ大統領のイスラエルとその安全に対する多大な貢献に非常に感謝している」と述べました。
「また、イスラエルと米国の間の強力な同盟の重要性に感謝します。したがって、次期大統領を祝福することが重要でした」と彼は付け加えました。
トランプはまだバイデンの勝利に異議を唱えていました。
おめでとうのそのメッセージはトランプを激怒させました。
次の本のための一連のインタビューで、前大統領はネタニヤフが「インクが乾く前に」バイデンの勝利を歓迎したと不平を言いました。
「彼は非常に早かった―ほとんどの人よりも早かった。それ以来、私は彼と話をしていません。彼をF ** k」とトランプは言いました。
トランプは、世界の指導者についての侮辱的な発言を発砲することでよく知られていますが、在任中、ネタニヤフの悪口を公に話すことはありませんでした。
イスラエルの頑固で声高な支持者であるトランプは、2016年に就任した後、ネタニヤフに多くの注目を集める政治的および外交的勝利を手渡しました。
そしてシリアのゴランハイツ領土をイスラエルの一部として正式に認めています。
トランプ政権はまた、イスラエルがアラブ首長国連邦とバーレーン、そして後にスーダンとモロッコとの外交関係を正常化するのを見た一連の画期的な取引であるアブラハム合意の仲介を支援しました。
ネタニヤフとトランプは現在不在であり、トランプは2024年の大統領選の別の立候補を示唆しており、ネタニヤフはイスラエルの野党党首を務めています。
両者が権力を握ったとき、彼らは団結のイメージを投影しましたが、次の本のためにトランプにインタビューした作家バラク・ラヴィドは、アクシオスのレポートで、トランプ氏は内心「ネタニヤフ氏の政治的存続を助けたと感じていたが、その見返りは得られなかった」と述べています。
--------------------------------------------------------------------------------------------
【メモ】
この話についてコメントすると、私としては莫大になってしまうので、ちょっとやめておきますが。少しだけ、……。
トランプ政権とイスラエル(ネタニヤフ政権)の4年間、早足でたくさんのことをトランプ政権は特にイスラエルそしてアラブ諸国に行なってきました。
イスラエルを支援し、同盟の国だと考えていたのだと思います。クリスチャンとユダヤ人という兄弟のような思いを基本的に持っていたのだろうと思います。
しかし、ネタニヤフ政権でのネタニヤフは実際には、必ずしもそうは感じていなかったのでしょう。後に分かりますが、彼にとってはバイデンのほうがやりやすいのです。
ということは……やはりビビ王ネタニヤフは ”あっち側” であり、またネタニヤフ政権としては自国のその時々の利益を求めていただけなのでしょう。
これは肩透かしであり、裏切りのようにも思われます。
トランプ大統領は政権中に、多くの身内とされている人々にものすごく裏切られてきました。家族親族の身内でさえ裏切られています。人選が下手だとも言われていましたが、そうではないと思います。
トランプ氏が大統領になると政権内さらにアメリカの政界、また国内外にまで及ぶディープステート(DS)など、困る人たちがほとんどだったわけです。
本当に親身になってきた人でさえ裏切られてきています。
それを考えると、どれほど「沼」の掃除は簡単なことではなかったということが分かります。
沼の掃除をするならば潰すと、この今でさえ、トランプ氏はディープステートから脅しを掛けられ続けていますよ。
いかに、正義のある人(完璧でなくても)真っすぐな人が少ないのかと思わされざるを得ません。
補足としては、2022年―2024年までは、バイデン政権になる可能性もありそうです。
バイデンの代替人間が交代したと思います。顔、体つきが違っています。
もう間もなくバイデンは降板だ降板だと言われ続け、今や支持22%ですが、「悪の支配者」は彼をまだ起用しておきたい様子です。そうはさせられない!
そうではないことを願い、祈って!