大型台風がやって来る

セブやボホールなどのフィリピン中部=ビサヤ地域には滅多に台風は直撃しない。10年に一度かそこらと言われているくらいだが、明日か明後日をピークに大型台風“Pablo(アジア名Bopha)”がやって来る。

何でも、赤道付近で発生した台風が勢力を増しながら北上してくるのは1951年以来だそうで、稀なことらしい。
今日午後にはやや勢力が弱まっているとの情報が入った。フィリピン気象庁の警戒シグナル4のうち最弱の1になっていた。ちょっと安心。

予定ではボホール辺りには明日午後辺りに到着するが、こっちのインフラの脆弱さからどの位の被害になるか全く分からない。

こちらフィリピンはアパートや家の水タンクの汲み上げポンプが電気で動いており、停電になるとポンプが止まるので水道水がほぼ止まってしまう。電気そのものより水が止まるのが一番困るのだ。

そこで今朝から水を大量に注文しておいたし、午後には食料も買い出しに行った。でも周りの人からは台風の話も聞かないし、みんな備えているふうにも見えないし、どうしているのか分からない。

停電で冷蔵庫は止まるだろうから、珍しく普段は買わない缶詰も非常食として買ってみた。でもさすがにこっちの安いやつや中国産の安いやつ、USA産も避けているので以下のようなものを買った。
日本での放射能防御食材買い出しを彷彿とさせるような内容だ。

買い出し物のごく一部だけど、オランダ製のチキンとターキーの缶詰、デンマーク製のポーク缶詰、マレーシア産のトマトサーディン缶詰、AUS産パスタ数種。
デンマーク製缶詰とマレーシアのはNO MSG、ほぼNo添加物であったのと、AUSパスタはGMO(遺伝子組み換え)フリーだ。

ボホールでも数は少ないもののいい輸入品が買える。ただしフィリピン産、中国産などの倍以上の価格だ(画像の缶詰で各200円程。パスタは500gで110円程)。フィリピン産缶詰はヒヨコマメしか買ったことがないが、中国産缶詰(缶詰以外の食材も春雨以外買わない。春雨は中国産しか売っていないため)は私はNGとしている。

■■そんな訳で、明日から台風による停電でNETもつながらないかもしれず、その間しばしお休みです。

チャコも台風に備えて(?)いっぱい食べていた様子。チャコの小屋が吹っ飛んでいかないかが心配。水道小屋のほうが頑丈で安全なのでそっちにチャコを避難させようかと思っている。