ホロコースト生存者がハリス氏に「ヒトラーのすべての犠牲者」への謝罪を要求

ジェリー・ワルツキ氏（94歳） © YouTube / Donald J Trump

【RT】2024年10月26日 12:54　ホーム世界のニュース

民主党の大統領候補の言葉は、彼が聞いた中で「最悪のもの」だったと、94歳の生存者は語った。

民主党の大統領候補であるカマラ・ハリス氏は、共和党のライバルであるドナルド・トランプ氏をナチス・ドイツのアドルフ・ヒトラーと比較したことについて、

第三帝国のすべての犠牲者に謝罪すべきであると、ホロコーストの生存者がトランプ氏の選挙キャンペーンが公開したビデオで述べた。

10月25日（金曜日）にソーシャルメディアに投稿されたこの動画には、第二次世界大戦中に悪名高いアウシュビッツ・ビルケナウ強制収容所の囚人であったジェリー・ワルツキ氏（94歳）が出演している。

ワルツキ氏は人生の大半を米国で過ごし、不動産投資家として働いてきた。現在は超党派の親イスラエル NGOであるイスラエル・ヘリテージ財団（IHF）の名誉会長を務めている。

「私は9歳のときに、アドルフ・ヒトラーがポーランドに侵攻しました。彼は私の両親と家族の大半を殺害しました。私はヒトラーについて、ハリスが1000回生まれ変わっても決して知り得ないほど多くのことを知っています。」

とワルツキ氏はビデオの中で語りました。

「彼女がトランプ大統領をヒトラーのようだと非難することは、米国で75年間暮らしてきた私が聞いた中で最悪のことです。」と彼は主張しました

10月23日（水曜日）、ハリス氏は、トランプ大統領の元首席補佐官ジョン・ケリー氏との最近のインタビューに反応し、同氏は在任中、78歳のトランプ氏がヒトラーを称賛し、ナチス・ドイツの悪名高い指導者が「良いこともした」と「一度以上」発言したと主張した。

トランプ陣営は、この主張を否定している。

民主党候補者は、ドナルド・トランプがアドルフ・ヒトラーを引き合いに出すことは「非常に憂慮すべきことであり、信じられないほど危険なことだ」と述べました。

ケリー氏のコメントは、「ドナルド・トランプの真の姿を明らかにするものだ」と付け加えました。

同日、ハリス氏は対立候補を「ファシスト」であり、独裁者になりたい人物であり、権威主義的人物の崇拝者であると非難しました。

「私はトランプ大統領を知っており、彼がこのような発言をすることはない。そして、カマラ・ハリス氏もそれを知っている。

彼女は、ヒトラーに殺害された私の両親や他のすべての人々に対して、この嘘を繰り返したことについて謝罪する義務があります」

とワルツキ氏は強調した。

ユダヤ人は11月5日の大統領選では共和党候補に投票すべきであると彼は述べた。

その理由は「彼は常にユダヤ人とイスラエル国家の側に立っているから」だ。

トランプ氏は今週初め、ハリス氏が「ますます過激な発言を繰り返し、私をアドルフ・ヒトラーと呼ぶほどになっている」のは、「自分が負けていること、しかも大差で負けることを理解しているからだ」と述べた。

10月25日（金曜日）に発表されたニューヨーク・タイムズとシエナ・カレッジによる最後の全国世論調査では、トランプ氏とハリス氏の得票率は48%で同率であることが示唆された。

SSRSがCNNのために実施した同様の調査でも、2人の得票率は47%対47%で拮抗していることが分かった。