レバノンの首都ベイルート郊外で一夜のうちに行われたイスラエルの空爆の余波で、ベイルート南部郊外のハダス地区で、大規模な被害状況を調べる男性。(Photo by AFP)
(Photo by -/AFP via Getty Images) F| 2024年9月28日、ベイルートのレバノン国営テレビ局NBNの放送を放映するテレビに、喪章として黒い帯を付けたヒズボラの故指導者ハッサン・ナスララ氏の画像が表示された。 (Photo by JOSEPH EID / AFP) (Photo by JOSEPH EID/AFP via Getty Images)
【OANスタッフ】2024年9月28日‐午前8時50分 アブリル・エルフィ―著
https://www.oann.com/newsroom/idf-confirms-death-of-hezbollah-leader-hassan-nasrallah-killed-in-beirut-airstrikes/
イスラエル国防軍(IDF)は、レバノンのヒズボラ本部に対するイスラエルの空爆中に、ヒズボラの指導者ハッサン・ナスララが死亡したことを確認した。
IDFのヘルツィ・ハレビ中将は9月28日(土曜日)に指導者の死亡を確認した。
「これは我々の手段の終わりではない。メッセージはシンプルだ。イスラエルの市民を脅かす者は誰でも、我々は彼らにどう対処すべきか心得ている」
イスラエル国防軍は、ベイルート南部のヒズボラ本部を攻撃した際、ナスラッラーを標的にしていたことを明らかにした。当初、ヒズボラの報道官は「彼は元気で健康だ」と宣言していた。
その後、ヒズボラはナスラッラーの死亡を認めた。また、ヒズボラはロイター通信に提供した声明で、「ガザとパレスチナを支援し、レバノンとその不屈の尊厳ある人々を守るため」にイスラエルと戦い続けると述べた。
レバノンの保健省は多数の負傷者と少なくとも2人の死者が出たことを報告した。
「イスラエル国防軍は、昨日(金曜日)2024年9月27日、ヒズボラのテロ組織の指導者であり、その創設者の一人であるハッサン・ナスララが、ヒズボラ南部戦線の司令官アリ・カルキおよびその他のヒズボラ司令官とともに、イスラエル国防軍によって排除されたことを発表する」
と、イスラエル国防軍は声明で述べた。
「イスラエル国防軍およびイスラエル治安当局からの正確な情報に基づき、イスラエル空軍の戦闘機が、ベイルートのダヒエ地区にある住宅ビル地下に埋め込まれたヒズボラテロ組織中央本部を標的とした攻撃を実施した」
と声明は付け加えた。
「ヒズボラの上級指揮系統が本部から作戦を指揮し、イスラエル国民に対するテロ活動を展開している最中に攻撃が実施された」
イスラエル国防軍は、ナスララがヒズボラの主要な意思決定者であり、戦略的調整役であると発表した。
ロイド・オースティン国防長官は9月27日(金曜日)、記者団に対し、「イスラエルの作戦に米国は関与していない」と述べ、イスラエル側から「事前警告はなかった」と指摘した。
国連総会での演説でイスラエルの攻撃権についてヒズボラに警告した後、イスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ首相はニューヨークへの訪問を切り上げた。
「ヒズボラが戦争の道を選ぶ限り、イスラエルには選択肢はない。イスラエルにはこの脅威を取り除き、自国民を安全に帰国させる権利があり、まさに今、そのことを実行している」と彼は述べた。
演説後、首相官邸は、ニューヨークのホテルでテロ首謀者に対する作戦を支持するイスラエル首相の写真を公開した。
イスラエル国防軍によると、ヒズボラ所有のテロインフラへの攻撃は継続している。
「昨夜から、イスラエル国防軍は140以上のヒズボラのテロ目標を攻撃しました。その中には、イスラエルの民間人を狙った発射装置、武器が保管されていた建物、戦略兵器、武器製造施設、さらにはベイルート周辺の住宅の地下に埋め込まれたテロインフラ施設などが含まれます」
とイスラエル国防軍は発表しました。
「イスラエル国防軍は、ヒズボラのテロインフラと能力を弱体化し、解体するための作戦を継続しています」と付け加えました。
イランの最高指導者であるハメネイ師は、「抵抗勢力」は潰滅しないと述べたが、ナスララ議長の死去については言及しなかった。