台湾をめぐる戦争では米国が中国に勝つと米軍高官が主張

ナチュラルニュース】2024年7月31日 ベル・カーター 著

https://www.naturalnews.com/2024-07-31-us-would-defeat-china-in-war-over-taiwan.html

アメリカの軍事力に強い自信を持つ統合参謀本部議長は、共産主義国家が台湾と戦争を始めた場合、アメリカは中国を容易に打ち負かすだろうと宣言した。


米国最高位の軍人であり、大統領、国防長官、国家安全保障会議の主要軍事顧問であるチャールズ・Q・ブラウン・ジュニア空軍大将は、軍は現在、戦争に備えてアジア太平洋に武器、弾薬、その他の物資を備蓄していると述べた。

 

同氏は、中国との衝突が差し迫っているわけでも避けられないわけでもないが、戦争が勃発した場合に備えて米軍は準備を整えておく必要があると述べた。


「われわれが迅速にそこに到達できることを示せば示すほど、(抑止力は)高まる」と述べた。


アスペン・セキュリティ・フォーラムで、戦争で中国を倒す可能性について質問されたとき、ブラウンはこう答えた。

 

「はい、私はわが軍の戦力に十分な自信を持っています。私たちは世界で最も殺傷力があり、最も尊敬される戦闘部隊です」


彼はまた、戦争の現状がテクノロジーの進歩によって変化していることにも同意した。

 

中国との戦争は、過去30年以上の紛争とは似て非なるものだ。

 

第二次世界大戦のような大規模な紛争になるだろう。第二に、PRCはわれわれの優位性と、われわれが発揮できる戦闘能力を知っている。私の感覚では、PRCはわれわれがそこに戦力を投入する前に、手っ取り早く実行に移したいと考えている。」


ジョー・バイデン大統領の政権は、中国が軍事力を行使して台湾を占領しようとした場合、アメリカは軍事介入すると公言している。

一方、北京は自国の領土と主張する島を掌握すると宣言している。

 

米軍幹部は、台湾が軍事的な防衛体制を再構築しており、中国軍が攻撃を試みる際には「より厳しい標的となり、より困難なものになる」と警告した。

 

米軍と同盟軍は、アメリカの敵対勢力が「決して我々にちょっかいを出したくなくなるよう」、技術の向上に努めていると将軍は語った。

 

「つまり、私は勝つためにプレーし、それが不公平な戦いであることを確認するために全力を尽くすつもりだ。つまり、私は勝つためにプレーしているのであり、不公平な戦いにならないよう全力を尽くすつもりだ。」


一方、台湾をめぐる米中両軍の衝突を研究する最近のシンクタンクのシミュレーションでは、米国は戦闘で中国に勝利したが、その代償は大きかった。

 

戦略国際問題研究センターの演習では、米軍と同盟軍はこの戦争で数万人の兵士、数十隻の艦船、数百機の航空機を失うと予測された。

 


■■ブリンケンと中国のカウンターパート、北京の挑発的な台湾付近の訓練について議論


ブリンケン米国務長官は7月27日、中国の王毅外交部長と会談し、東南アジア諸国連合ASEAN)首脳会議に出席するためラオスに滞在している間に、中国が台湾周辺で行っている「挑発的な」軍事訓練や、ウクライナとの紛争におけるロシアへの支援について話し合った。


ブリンケンと王は、両国の軍事対軍事の関係を進展させ続けることで合意したが、ワシントンが台湾に武器を提供していることに抗議して中国が停止している核軍備管理協議については話し合わなかったという。


「どの議論でも、台湾は彼らが最も関心を寄せる問題だ。彼らは台湾を......中国内部の問題だと考えている」と、ブリンケンと同行している記者団に説明した。


ブリンケン氏は以前、フィリピンとの海上での緊張をエスカレートさせている中国を非難し、台湾の頼清徳総統の就任式での封鎖のシミュレーションなど、民主的に統治されている島に対する中国の行動について語った。


報道によれば、2人の高官は、世界最大の経済大国である2国間の緊張した関係改善の兆しとしてブリンケンが北京を訪問した2023年6月以来6回目となる会談で、1時間20分にわたって話をしたという。次回会談の日程は決まっていないという。


ブリンケンは、国内での政治的な不確実性にもかかわらず、中国に近い国々を米国のコミットメントで安心させるために東アジアを回っている。

 

ブリンケンは7月31日(土曜日)にベトナムを訪れ、ロイド・オースティン国防長官とともに日本とフィリピンで安全保障に関する会談を行った。