イタリア・ローマのゲイ・プライド・パレードでパレスチナ支持の看板を掲げる活動家たち(2024年6月15日) © Getty Images / Simona Granati
【RT】2024/06/22 17:33 ホームワールドニュース
https://www.rt.com/news/599767-netanyahu-hamas-gays-gaza/
イスラエル首相は、ハマス支持というアメリカ人の5人に1人に怒りをぶつけた。
イスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ首相は、「ガザのための同性愛者」はパレスチナの大義への支持を考え直すべきだと宣言し、アメリカの同性愛者はパレスチナ領内で 「後頭部を撃たれる」と主張した。
来月行われるアメリカ議会での演説を前に、ネタニヤフ首相はパンチボール・ニュースの取材に応じ、最近の世論調査でアメリカ人の20%がイスラエルとの武力闘争を展開するハマス支持であることを嘆いた。
彼らは誰を支持しているのか? この殺人者たち、女性をレイプする者たち、赤ん坊を斬首する者たち、罪のない民間人を焼き殺す者たち、ホロコーストの生存者を含む人質をとる者たちだ。
「このような殺人者たちと一緒に抗議する人たち...ガザのための同性愛者たちだ。そんな馬鹿な話は聞いたことがない。もしガザでゲイだったら、後頭部を撃たれることになる」ネタニヤフ首相は続けて、パレスチナ人のフェミニスト支持者たちを非難した。
「ガザのための女性たち。ガザの女性とは? ガザにいる女性は家畜だとか、そんな馬鹿なことはない」と訴えた。
LGBTQグループは、アメリカでの反イスラエル・キャンパス・デモやイギリスでのデモ行進に参加し、「クィアとトランスの反シオニストであるパレスチナ人、アラブ人、ユダヤ人、そして同盟者の集団」であるクィア・イン・パレスチナが発表した「ジェノサイドとともに誇りを持たない」という声明には、500以上の団体が署名している。
しかし、このLGBTQの支持の表明は、欧米の保守的な反イスラエルデモ参加者の一部を怒らせた。親パレスチナ派のデモ隊は、今月初めにフィラデルフィアで行われたゲイ・プライド・デモ行進を妨害しようとした。
ガザでは同性愛行為は最高10年の禁固刑に処せられ、LGBTQ活動家たちは、ガザでもヨルダン川西岸でも、殴打から拷問、斬首に至るまで、過酷な超法規的処罰がまかり通っていると主張している。
イスラエル政府関係者はしばしば、同性愛嫌悪が蔓延するこの地域において、自国を同性愛者の権利の砦として描いている。
親パレスチナ派組織は逆に、イスラエルが「ピンクウォッシング」をしていると非難している。
ピンクウォッシングとは、ボイコット・ディベストメント・サンクション運動が「イスラエルの占領とパレスチナ人を抑圧するアパルトヘイト政策を隠しながら、進歩的なイメージを植え付けようとする皮肉な試み」と定義しているものだ。
ネタニヤフ首相は7月24日にアメリカ議会で演説する。
ガザ当局によれば、10月以来37,500人以上のパレスチナ人の命を奪ったイスラエルのハマスに対する戦争は、民主党を分裂させた。
プラミラ・ジャヤパル下院議員やエリザベス・ウォーレン上院議員など、同党の進歩派議員の中には、イスラエル首相の演説に出席しないことを確認している者もいる。