世界保健機関(WHO)、世界パンデミック条約締結に向けた非公開協議が終了

【Breit Barat】2024年5月23日 サイモン・ケント著

https://www.breitbart.com/europe/2024/05/24/w-h-o-pushes-to-seal-global-pandemic-treaty-as-closed-door-talks-conclude/

世界保健機関(WHO)は、スイスのジュネーブで数週間に及ぶ非公開の協議を終え、世界的なパンデミック(世界的大流行病)防止条約の締結を目指す。

 

来週の国連加盟194カ国による年次総会というハードな日程が近づいている。

 

AFP通信の報道によれば、協議の舵取りをする保健官僚たちは、WHOの最高意思決定機関である世界保健総会に、総会で検討すべき最終的な文書ができたかどうかにかかわらず、報告しなければならない。

 

下院自由議員連盟はバイデンに書簡を送り、WHOが推進する「世界的流行病条約」に反対するよう要求した。https://t.co/3l9IUel17X

- ブライトバート・ニュース (@BreitbartNews) 2022年5月24日

 

会議場の外から会談を見守る市民社会グループは、合意が実現することにあまり乗り気ではないようだ。

 

第3世界ネットワークのシニアリサーチャー、K.M.ゴパクマール氏はAFP通信にこう語った。

 

ゴパクマール氏は、協議が期限内に成功裏に終了する可能性はほとんどないとして、各国は協議の継続を迫り、さらに先の協議について話し合うことになるだろうと述べた。

 

批評家たちはすでに、コロナウイルスの大流行と同じように、将来のパンデミックに世界がどう対応するかの主導権を握ろうとするこの組織の官僚主義的な行き過ぎを非難している。

 

「主権を損なう」-英国、W.H.O.世界ワクチン条約への署名を拒否

 

https://t.co/Wgn3DkuZvr

- ブライトバート・ロンドン (@BreitbartLondon) 2024年5月9日

 

イギリス国内だけでも12万5千人以上が、いわゆるパンデミック条約への参加を決定する際の国民投票を要求する請願書に署名している。

 

また、各国が骨格となる協定を議会に提出し、原則的な合意を示すことを選択する可能性も示唆した。

 

合意草案は公開されていないが、AFP通信が見た5月23日(木曜日)の段階では、大部分は承認されていた。AFP通信はさらにこう述べている。

 

主な争点は、アクセスと公平性の問題である。国内で検出された病原体へのアクセスと、その知識から生まれたワクチンなどのパンデミック対策製品へのアクセスである。

 

その他の厄介なトピックは、持続可能な資金調達、病原体の監視、サプライチェーン、検査、治療、予防接種だけでなく、それらを製造する手段の公平な分配である。

 

ブライトバート・ニュースが報じたように、アントニー・ブリンケン米国務長官はすでに、今週中に結論が出る可能性は「非常に低い」と述べ、合意への期待に水を差した。

 

それにもかかわらず、ワシントンは「次回により良い準備ができる」ように取り組んでいる、と彼は言った。