英国、WHO世界パンデミック条約への署名を拒否

【Natural News】2024年5月23日 エバ・グレイス著

 https://www.naturalnews.com/2024-05-23-uk-refuses-to-sign-global-pandemic-treaty.html

英国は、世界保健機関(WHO)の世界パンデミック条約への賛同を、主権侵害の可能性を懸念して拒否した。


2021年5月に導入されたパンデミック協定は、すべての参加国に対し、武漢コロナウイルス(コビッド19)パンデミックに関連する物資の一定割合を国際配布のために引き渡すよう訴えている。

 

ロンドンについては、パンデミック関連保健製品の20%を他国に割り当てることが条約で義務づけられている。それと引き換えに、世界保健機関はこれらの製品の10%を無料で、10%を「手頃な価格で」「リアルタイムに入手できる」ことになる。

 

この文書によれば、WHOの各加盟国は、「困難に直面している国々で使用するために、関連する診断薬、治療薬、ワクチンの総調達量の一部を期限内に確保し、パンデミック関連保健製品の国家備蓄を持たないようにする」べきである。

 

コビッド19パンデミックの最中、各国は法的拘束力のある文書を作成する計画を立てた。

しかし英国は、この条約が英国の主権を損なうという懸念から、署名を拒否した。英国政府は、いかなる協定も自国の国益と国家主権を守るものでなければならないという条件を提案している。

 

■■保健省スポークスマン いかなる条約も英国の主権を第一に考えるべき

 

国保社会福祉省(DHSC)の広報担当者は、この条約を受け入れる場合は、英国の国益と主権を尊重することが前提になるとテレグラフ紙に語った。WHOの文書についての詳細は明らかにしなかった。


「具体的な提案の詳細についてコメントすることはできませんし、提案に合意したわけではありません。英国の国益にかなうものであり、国家主権を尊重するものである場合にのみ、英国を代表して協定の採択を支持し、受け入れるつもりです」

 

一方、ある匿名の情報筋は、英国は現在の草案を承認しないだろう、と同紙に語った。

 

彼らは、コンセンサスはまだ得られておらず、条約の最終草案についての話し合いが続いていると付け加えた。

 

この情報筋はまた、英国は同じWHO加盟国との協力を求めているにもかかわらず、自国の資産管理を放棄することを拒否しているとも述べた。

 

ロイター通信によれば、「新しい協定と、WHOによるパンデミックに対処するための既存ルールの一連の更新は、コビッド19パンデミックで数百万人が死亡した後、新しい病原体に対する世界の防御を強化することを意図している」とのことである。

 

「裕福な国々と発展途上国との間の意見の相違の主な点の一つは、薬とワクチンを公平に分配するという厄介な問題である。」

 

これに先立ち、WHOのテドロス・アダノム・ゲブレイエスス事務局長は、将来のパンデミックと闘うためには、各国が協定に合意する必要があると述べた。

 

また、WHOの194カ国の加盟国の中で、合意文書に完全に同意していない国々に対しては、少なくとも合意を阻害するようなことはしないよう呼びかけた。