バイデン氏、イスラエルが米国製爆弾で民間人を殺害したことを認める

2024年3月22日、ガザのジャバリア難民キャンプ。© Getty Images / Mahmoud Issa/picture alliance

【RT】2024年 5月 9日 06:18 ホームワールドニュース

https://www.rt.com/news/597260-biden-israel-killed-civilians/

ジョー・バイデン米大統領は5月22日、CNNのインタビューで、イスラエルがガザでハマスと戦っている間に、米国製の爆弾によって非戦闘員が殺害されたことを認めた。

 

バイデンは、イスラエルがガザ南部の町ラファでの攻撃を拡大した場合、中東における主要な同盟国である西エルサレムへの爆弾の輸送を停止すると警告した。

 

「ガザでは、爆弾やその他の方法で人口集中地区を狙った結果、市民が殺されている」とバイデンはニュースチャンネルに語った。

 

ラファの過密な状況下での大型弾薬の使用を懸念し、アメリカはイスラエルへの2,000ポンド(900kg)爆弾1,000発以上の輸送を一時停止した。

 

バイデンは、「我々は武器や砲弾を提供するつもりはない。」という。

バイデンがイスラエルにラファ最後通牒を突きつける。


イスラエル国防軍(IDF)とそのやり方は、過密状態にあるガザでの軍事作戦が7カ月目に突入するにつれ、すでに批判の高まりに直面している。

 

国連の推計によれば、紛争が始まる前のガザの人口は220万人強だった。約140万人の避難民がラファという小さな町に避難しているが、この地域は密集しており、爆弾が使用されれば大量の人命が失われることになる。

 

12月の『ニューヨーク・タイムズ』紙の調査によれば、IDFは昨年、ジャバリアとアル・シャティ難民キャンプ周辺への攻撃で、すでに2000ポンドのMK-84爆弾を使用している。

 

重爆弾の使用は、ガザで増え続ける死者数に拍車をかけ、地元の保健当局によれば、その数は3万5000人に近づいている。

 

米国は数カ月前、イスラエルがガザでの戦争で国際人道法に違反したかどうかについて調査を開始した。

 

イスラエルがラファへの 「限定的 」侵攻を開始した後、報告書の提出は急遽延期され、現在は数週間以内に提出される予定となっている。