オランダ首相候補、イスラエルへの「全面支援」を約束

Dutch PM hopeful Geert Wilders (left) meets with Israeli President Isaac Herzog in Amsterdam, March 11, 2024. Credit: Geert Wilders/X.

2024年3月11日、アムステルダムイスラエルアイザックヘルツォーク大統領と会談するオランダ首相候補のゲルト・ウィルダース(左)

2024年3月11日【JNS】

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11月22日の選挙でゲルト・ウィルダース氏が地滑り的勝利を収め、オランダ史上最も親イスラエルな政権への道が開かれるかもしれない。

 

オランダ首相の最有力候補、ゲルト・ウィルダース氏は3月11日、アムステルダムイスラエルのイサーク・ヘルツォーク大統領と会談し、ハマステロとの戦いに対する「全面的な支持」を約束した。

 

イスラエルの大統領とアムステルダムで素晴らしい会談をした。」

 

「彼がオランダを訪問していることを誇りに思うし、イスラエルはテロとの闘いにおいて私の全面的な支援を受けている、そしてこれからもそうであろうと伝えた」

 

11月22日の総選挙では、ウィルダース氏の率いる自由党(PVV)が地滑り的な勝利を収め、ヨーロッパ史上最も親イスラエル的な政権への道が開かれた。

 

PVVは下院150議席のうち38議席を獲得し、新連立政権樹立に向けた協議を主導し、首相に就任する可能性も出てきた。

 

ヘルツォーク氏は3月10日(日曜日)にオランダを訪問し、ガザ地区で拘束されている134人の人質の解放を実現すること、また10月7日のハマスによるネゲブ北西部へのテロ侵攻をきっかけに世界的に反ユダヤ主義が高まっていることへの認識を高めることに焦点を当てた。

 

ヘルツォークはまた、首都アムステルダムにある国立ホロコースト博物館の開館式でも演説した。

 

アムステルダムポルトガルシナゴーグで行われた式典には、オランダ国王ウィレム=アレクサンダー、退任するマーク・ルッテ首相、オーストリアとドイツの代表が出席した。

 

ヘルツォーク氏は挨拶の中で、亡き父であるイスラエルのチャイム・ヘルツォーク大統領が、第二次世界大戦中にイギリス軍の将校としてオランダの解放に貢献したことに言及した。

 

「諸君、この新しいホロコースト博物館の設立を支援してくれたすべての人々に深く感謝している。」

 

「この極めて重要な時期に、この施設は明確で力強い声明を送ります。思い出してください。憎悪、反ユダヤ主義、人種差別から生まれた恐怖を忘れるな。憎悪、反ユダヤ主義、人種差別から生まれた恐怖を忘れるな。残念ながら、"ネバーアゲイン "はまさに今なのです」とヘルツォークは付け加えた。

 

ヘルツォーク氏は、1月31日にガザ地区北部で戦死したイツハル・ホフマン少佐の遺族とともに参列した。

 

ホフマン一家は戦時中、オランダのキリスト教徒に救われた。彼らは後にイスラエルのヤド・ヴァシェム・ホロコースト記念センターから「諸国民の中の義人」に認定された。

 

ヘルツォークが演説している間、ホロコースト博物館の外では、約2000人の反イスラエルデモ参加者が集まり、ユダヤ国家の破壊を求めるスローガンを唱えていた。警察によると、13人が逮捕された。

 

アムステルダムホロコースト博物館の開館式で、我々の国王が罵声を浴びせられ、イスラエル大統領が侮辱されている間に、ハマスのファンが警察のバンを襲撃した。なぜあんなクズどもを入国させたのか?奴らはこの国にふさわしくない!」

 

ウィルダースは3月10日(日曜日)にそう語った。


ウィルダースは若い頃2年間イスラエルに住み、40回以上イスラエルを訪れている。

 

中学卒業後、ヨルダン渓谷のモシャヴ・トメルで1年間ボランティアとして過ごした。