【America First Report】ロバート・シェニン REALCLEARWIRE 2024年3月1日
https://americafirstreport.com/obamas-cia-asked-foreign-intel-agencies-to-spy-on-trump-campaign/
オバマ政権下の米国情報機関が、2016年の選挙前にドナルド・トランプの関係者を監視するために「ファイブ・アイズ」情報同盟の協力を求めたことが明らかになった。
(ファイブ・アイズとは、アメリカ、イギリス、カナダ、オーストラリア、ニュージーランドを指す)
独立ジャーナリストチームによって報告されたこの爆弾記事は、外国の諜報機関が大統領候補に対して動員されたとされる、アメリカの政治史における暗黒の章を暴露している。
FBIの「クロスファイア・ハリケーン」捜査が正式に開始されるよりも前に、トランプとその関係者に対する作戦が行われたとされるこの事件は、諜報活動の政治的武器化の顕著な例である。
国家安全保障を口実に、外国の同盟国がアメリカ市民を監視することに関与することは、民主主義のプロセスの完全性と、わが国の諜報活動の自律性に重大な疑問を投げかけるものである。
トランプ陣営への捜査は、自慢げなトランプ側近に関するオーストラリアのタレコミから始まったという、何年にもわたって押し進められてきたシナリオは、今やトランプを弱体化させるためのより広範で組織的な努力の隠れ蓑になっているようだ。
もし報道が正確であれば、イギリス情報機関がアメリカの情報機関に代わってトランプを標的にし始めたのは、公式発表の主張よりずっと前の2015年のことだ。
この意味は深い。アメリカの大統領選挙の結果に影響を及ぼすために、アメリカの諜報機関と外国の諜報機関が前例のないレベルで結託していたことを示唆している。
アメリカの法律や監視の制限を回避するために外国の諜報機関を利用することは、わが国の主権と民主主義の原則に対する重大な脅威である。
この作戦が、ジョン・ブレナンCIA長官を含むオバマ政権内の高官の命令で開始されたと伝えられている事実は、事態の深刻さを増すばかりである。
ブレナンがファイブ・アイズ同盟の監視対象としてトランプ大統領の関係者を特定し、彼らに「接触」するよう指示したとされることは、トランプ陣営を疑惑と陰謀の網に絡め取ろうとする意図的な戦略を示している。
さらに、ロシアとの共謀説の作成に外国の諜報機関が関与していたとされる報道は、その後の捜査を委縮させるだけでなく、国内政治的利益のために国際的な連携を利用しようとする米国政府内の特定の要素の意思を浮き彫りにしている。
この暴露は、そのような権力の乱用が明るみに出され、繰り返されないように厳しく罰せられることを確実にするために、徹底的で透明性のある調査を要求している。
詳細が明らかになるにつれ、米国民はこの作戦を指揮し実行した者たちに説明責任を求めることが不可欠である。
選挙プロセスの神聖さと情報機関への信頼が危機に瀕しているのだ。
諜報活動の政治化を野放しにしてはならないし、民主主義のプロセスに外国勢力が関与することも容認できない。