【米】フェイクニュースメディアは2023年に過去最高の2700人を削減、2024年にはさらなる損失が予測される

Bezos Washington Post
【America First Report】ゾーイ・スカイ著、NATURAL NEWS 2023年12月31日

 https://americafirstreport.com/fake-news-media-outlets-cut-a-record-breaking-2700-jobs-in-2023-with-more-losses-predicted-for-2024/

ある調査によると、ニュースメディア各社は2023年に少なくとも2,700人の雇用を削減したという。

 

再就職支援会社チャレンジャー・グレイ・アンド・クリスマスのデータによると、メディア企業全体で2023年までに20,324人の人員削減が行われた。

 

ここ数週間で、コンデナスト、ワシントン・ポスト、ヤフー・ニュース、ヴォックス・メディア、その他の報道機関が大幅な人員削減を行った。多くの賞を受賞してきた名高い科学技術雑誌「ポピュラー・サイエンス」は、印刷版を休刊した。


ビジネスウィークやザ・ネ―ションなどの他の出版物は、印刷を継続するために減産し、月刊誌となった。

 

全体として、多くのメディア企業が 「一年で最も素晴らしい時期」と考えていた中で、ここ数週間で数千人の従業員を削減した。

 

再就職支援会社のチャレンジャー・グレイ・アンド・クリスマスは、今年多くの報道機関が2700人近い人員削減を行ったと報告している。

 

これは、世界的な武漢コロナウイルス(コビッド19)のパンデミックによって全世界が大混乱に陥った激動の年である2020年以来、この業界で最も多い人員削減数である。

 

チャレンジャー・グレイ・アンド・クリスマスのデータでも、同社が追跡している「ニュース」のサブカテゴリーでは、放送、デジタル、印刷を含め、少なくとも2,681人の雇用が削減されていることが明らかになった。

これは、2022年中に発表された1,808人、一昨年に発表された1,511人を上回った。


多くの大手メディア企業は、厳しい広告市場や消費者の一般的なニュース疲れを乗り切るため、人員削減やコスト削減の努力を発表している。

 

例えば、ワシントン・ポスト紙は、年末までに少なくとも240人の人員削減を目指している。コンデナスト社やヴォックス社も大規模な人員削減を実施または発表している。

 

■■ 景気は回復基調だが、出版社にとっては解雇が常態化

 

米国経済が底堅いとはいえ、デジタルメディア出版物の生命線であったソーシャル・メディアのトラフィックが大幅に減少し続け、非常に厳しい広告市場や視聴者の習慣の変化もあり、出版社にとってはかなり厳しい経営環境の中での歓迎されない人員削減である。

 

今回の削減は、特に情報環境の状況や米国の民主主義に対する脅威を考えると、不運な時期でもある。

 

左派の主張によれば、全米の選挙戦で反民主主義的な候補者が権力を掌握しようとしている今、報道機関は、完全に潰れることはないにせよ、リーチや人員配置が縮小しているという。

 

左派によれば、このような説明責任の欠如は、より高い役職を目指す不誠実な人物がより少ない監視に直面し、選挙民がより少ない情報しか得られないことを意味するという。

 

ガーディアン紙のコラムニストで、以前はワシントン・ポスト紙やニューヨーク・タイムズ紙でメディアに関する記事を書いていたマーガレット・サリバン氏は、ニュース・ビジネスにおける雇用喪失が国に与えるより大きな影響を懸念していると述べた。

 

サリバン氏は、ジャーナリストの失職は、全米の広い範囲でニュース砂漠が急激に拡大する一因となる。民主主義が機能するためには、情報に敏感な有権者が必要だが、それは多くの地域で悲劇的に減少している。