過去最高の移民数とフードバンク利用の中、カナダはガザ難民受け入れ計画を発表

【REMIX】2023年12月22日 トーマス・ブルック著

https://rmx.news/coronavirus/canada/amid-record-high-immigration-and-food-bank-usage-canada-announces-plans-to-take-in-gaza-refugees/

過去最高の移民数とフードバンク利用の中、カナダはガザ難民受け入れ計画を発表

 

移民が急増し、フードバンクを利用するカナダ人が過去最多を記録しているにもかかわらず、カナダ政府はガザからの難民受け入れ計画を発表し、「安全が最優先」である一方、申請者の審査は「我々の管理下にはない」と主張した。


カナダへの移民が記録的な1年となり、200万人近いカナダ国民がフードバンクに頼っているという報道の中、カナダ政府はガザからの難民を受け入れる計画を発表した。

 

マーク・ミラー移民相は12月21日(木曜日)、ジャスティン・トルドー政権が1月9日から、戦争で荒廃したガザに住むカナダ人の家族を3年間の一時的なビザで受け入れる準備を進めていると発表した。

 

記者会見で彼は、「カナダ市民または永住権保持者の配偶者、内縁のパートナー、年齢に関係なく子ども、孫、兄弟姉妹、親、祖父母である人は、肉親と同様にカナダに来る資格がある」と説明した。

 

しかし、カナダ政府は「支援する人々のニーズに応えられるよう柔軟性を保つ」とも述べ、「永住権保持者やカナダ人でなくても、あらゆる意味でカナダ人に近い人々の家族を代表するような、より多くの人々を受け入れる」ために定義を「拡大」する可能性もあると述べた。


新規入国者の潜在的な総数について質問されたミラーは、「数百人規模で考えているが、正確な数はわからない」と答えた。

 

彼は「安全が最優先」と述べ、エジプトとガザ地区を結ぶラファ国境交差点で行われる審査とカイロで行われる生体認証を含む「2段階アプローチ」で申請者を審査すると説明した。

 

しかし、同氏は、安全審査に関しては、「私たちのコントロールの及ばない部分もある」と認め、カナダ政府は、「緊急事態に関しては、私たちも柔軟に対応するようにする」と述べた。


■■ 移民急増で2022年にはカナダの人口が100万人以上増加

 

現在の成長率では、カナダの人口は今後26年間で倍増する。

この動きは、カナダ国民がイスラム教がカナダ社会に与える影響についてますます懸念を深めている時に起こった。

 

アンガス・リード研究所が今週発表した新しい調査によると、この宗教がカナダの社会や公共生活に損害を与えていると考えるカナダ人は、1年間で29%から43%に急増した。

 

カナダにおけるイスラム教の存在感の高まりが社会にとって有益だと答えたのはわずか13%で、2022年の18%から減少している。

 

政府を批判する人々はまた、一般カナダ人のフードバンクへの依存度が高まっていることを強調し、すでに移民が過去最高を記録しているこの時期に、なぜ政府はさらに多くの難民を受け入れる準備をしているのかと疑問を呈している。

 

先月、フード・バンク・カナダが毎年発表している「飢餓レポート」の分析によると、3月だけで190万人以上がフード・バンクを訪れ、フード・バンクの利用が「想像を絶するレベル」に達していることが明らかになった。

 

これは前年比32%増に相当し、1989年の記録開始以来最高を記録した。