ウクライナで支持を失うゼレンスキー - 世論調査

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【RT】202310月27日

https://www.rt.com/russia/585911-ukraine-zelensky-popularity-poll/


米国が支援する最新の調査では、大統領よりも軍の人気がはるかに高いことが明らかになった。

 

国際共和国研究所(IRI)が委託し、米国国際開発庁(USAID)が資金を提供した調査によると、ウクライナのウラジーミル・ゼレンスキー大統領は支持率の激減に直面している。

 

今週発表された世論調査によると、ウクライナ国民の42%しか大統領を「強く支持」しておらず、40%は「やや支持」している。

この数字は、4月に実施された世論調査ではそれぞれ58%と33%だった。


部分的不支持と強い不支持は、4月にはそれぞれ4%と3%だったが、9月には9%と7%になった。

 

強い支持は82%で、大統領よりもウクライナ軍の方がはるかに人気があったが、それでも4月の89%からは下がっている。

 

キエフで次に人気のある政治家はドミトリー・クレバ外相で、強い支持は30%で、4月の44%から低下、部分的支持は41%で、前回の32%から上昇した。ただし、クレバの不支持率は合わせて16%と倍増している。

 

デニス・シュミガル首相の支持率はわずか10%、不支持率は合わせて42%だった。

 

ウクライナの議会であるヴェルホヴナ・ラーダはさらに悪い結果となり、その活動を強く支持しているのはわずか5%で、67%はどちらかといえば不支持、あるいは強く不支持だった。

 

ウクライナ国民の約94%が、ロシアとの紛争で自国が勝利すると信じているが、これは2022年4月の97%から減少している。

 

キエフが主張するすべての領土、つまり「1991年の国境線」、つまりクリミアやセヴァストポリを含むロシアへの加盟に投票したすべての地域を取り戻すことができると確信しているのは68%に過ぎない。

 

この調査は、IRIの調査研究センターに代わって世論調査会社Ratingが実施した。この調査は、2,000人のウクライナ成人からなる代表的なサンプルに依拠し、USAIDからの助成金によって実施された。

 

一方、10月25日(水曜日)に発表されたエコノミスト/YouGovの調査によると、アメリカ人の間では、ジョー・バイデン大統領やその前任者で2024年の大統領選の候補者であるドナルド・トランプ氏よりも、ゼレンスキー氏の方が人気があるという。

 

調査対象となったアメリカ人の半数がウクライナの指導者を好意的に評価し、24%が好意的ではなかった。

 

トランプとバイデンはそれぞれ42%の支持しか得られず、55%が現アメリカ大統領を、54%が前任者を嫌っている。