アフガニスタンとウクライナのアメリカ製兵器はイスラエルに使われているのか?

Are American Weapons From Afghanistan and Ukraine Being Used Against Israel?

AP Photo/Bilal Hussein

【PJMedia】2023年10月8日

https://pjmedia.com/news-and-politics/robert-spencer/2023/10/08/are-american-weapons-from-afghanistan-and-ukraine-being-used-against-israel-n1733299

ロバート・スペンサー著


ハマスのジハードはイスラエルに対する血なまぐさいジハードでアメリカの武器を使用しているのか?

その可能性を否定することはできない。

 

ハマスの攻撃が始まった10月7日(土曜日)、パレスチナのアラブ人がイスラエルユダヤ人の虐殺を祝っているビデオが出回り始めた。

 

そのうちのひとつでは、ジハードが7、8歳ぐらいと思われる少女を肩に担いでいる。グレン・ベックは、彼女のライフルについて印象的なディテールに気づき、10月8日(日曜日)にこうツイートした。

 

彼らはロシア製のAKを持っていなかったのか? これらの武器はどこから来たのか? アフガニスタンからか? それともウクライナに輸送されたのか? 

 

ハマスアメリカのARを持ち始めたのはいつだ? 彼らはロシア製のAKを持っていなかったのか? これらの武器はどこから来たのか? アフガニスタンからか? それともウクライナに輸送されたのか?

https://t.co/00WYfaUoNO - グレン・ベック (@glennbeck) 2023年10月8日

 

そうかもしれないが、バイデン政権がウクライナに送った武器がパレスチナのジハードの手に渡ったことを示唆しているのは、彼だけではない。

 

実際、ハマス自身が武器を送ってくれたウクライナに感謝するビデオをテレグラム・チャンネルに投稿している。

Twitter/Xの読者は、この動画のツイートに「ウクライナハマスに武器を売っていたことを示す証拠はない。

 

そうかもしれないが、バイデンのハンドラーたちがウクライナに送った米国の武器は、ウクライナ政府が売らなくてもハマスに渡った可能性がある。

 

『タイムズ・オブ・イスラエル』紙によると、6月下旬、イスラエルのネタニヤフ首相は「ミサイル防衛システム『アイアンドーム』をウクライナに供給することを否定し、この重要な技術がイランの手に渡ることへのイスラエルの懸念を繰り返した」という。

 

ネタニヤフ首相は、「ウクライナに供与するシステムがイランの手に渡り、リバースエンジニアリングされて、イスラエルのシステムがイスラエルに対して使用される可能性も懸念していることを理解することが重要だと思う」と述べた。

 

また6月には、『ニューズウィーク』誌が、「イスラエル国防軍(IDF)の高位司令官 」の発言として、イスラエルは 「米国や他の西側諸国がウクライナに提供した兵器が、イランを含む中東のイスラエルの敵の手に渡るリスクを懸念している」と報じた。

 

そして10月7日(土曜日)、ハマスのイズディン・アル・カッサム旅団の司令官であるアブ・オバイダは、「われわれは、武器や資金、その他の装備を提供してくれたイラン・イスラム共和国に感謝している! 彼は我々にシオニストの要塞を破壊するミサイルを与え、標準的な対戦車ミサイルを援助してくれたのだ!」

 

アフガニスタンに送られたアメリカの武器も、悪人の手に渡り、ガザに渡った可能性がある。

 

6月の『ニューズウィーク』誌の報道では、同じイスラエル軍司令官が「アフガニスタンで押収されたアメリカの小型武器の一部は、すでにガザ地区で活動するパレスチナ人グループの手に渡ったことが確認されている」とも述べている。

 

さらに悪いことに、武器がどこから来たにせよ、バイデン政権はイスラエルに対するこの血なまぐさいジハードの資金調達に大きな責任を負っている。

 

オールド・ジョーとその子分たちは、「人道的」目的にのみ使われるという空虚で馬鹿げた約束のもと、イラン・イスラム共和国に60億ドルを送ったばかりでなく、戦争が始まる10月6日(金曜)前日、バイデン政権はパレスチナ人への7500万ドルの追加をひそかに承認した。

 

中東モニターは10月8日(金曜日)に、「共和党の妨害主義を迂回する静かな動きとして、アントニー・ブリンケン米国務長官は、パレスチナ人への重要な食糧援助7500万ドルの放出を承認した」と報じた。

 

重要な食糧援助! それのどこが悪いというのか? 世界中が経済学の最も基本的な教訓のひとつを忘れてしまったようだ。

 

つまり、子供たちよ、もし私が10ドルを与えるが、ピザに使うなと警告したら、学用品を買うために使うはずだった10ドルをピザに使ってもいいということだ。

 

バイデン政権がパレスチナ人に何百万ドルも寄付しているとすれば、それはイスラエルに対する聖戦に何百万ドルも寄付していることになる。

 

もしバイデン政権がイランとパレスチナに大金をばらまいていなかったら、戦争は起こっていたのだろうか? 

 

それに関して確実に言えることは、バッド・オレンジ・マンが大統領で、「イスラエル死ね」「アメリカ死ね」と叫ぶ連中に米国が現金の雨を降らせていなかった時代には、愕然とした世界が10月7日(土曜日)にイスラエルで目撃したような流血はなかったということだ。

 

ハマスハレド・メシャールはホワイトハウスに電話して、「やったぞ、ジョー!」と叫んだのだろうか?