双方は戦場で決着をつけることにした、とアントニオ・グテーレス事務総長は記者団に語った。
G20サミットを前に記者会見するアントニオ・グテーレス事務総長(インド・ニューデリー、2023年9月8日)
© AP / Channi Anand
【RT】2023年9月8日
https://www.rt.com/news/582600-guterres-no-end-ukraine/
グテーレス国連事務総長は、インドのニューデリーで開催されたG20サミットに先立つ記者会見で、「私は、当面の平和的解決にはあまり期待していない」と述べた。
「私は、両当事者はまだ紛争を進めることを決定していると思う」
ウクライナではここ数カ月、キエフ軍が6万6000人の兵士と7600台の重機を投入し、ロシア国防省の最新の数字によれば、ケルソンとドネツクの間にあるロシアの防衛線を突破しようとしている。
メディアの報道によれば、キエフの西側支援者はこの反攻作戦を失敗と考えているようだが、ウラジーミル・ゼレンスキー・ウクライナ大統領は依然として、旧ウクライナ領のケルソン、ザポロジェ、ドネツク、ルガンスク両人民共和国、そして2014年にロシア連邦への加盟を決めたクリミアを軍が奪還すると主張している。
ロシアは、紛争の外交的解決には前向きだが、和平合意には、前述の地域がウクライナに返還されないという「新たな領土の現実」を考慮する必要があると主張している。
さらに、セルゲイ・ラブロフ・ロシア外相は、交渉は「西側の操り人形であるゼレンスキーとではなく、彼の主人と直接」行われると述べた。