BRICS、ドル依存の抑制に注力 - 南アフリカ

ヨハネスブルグで開催されるBRICS首脳会議では、5カ国の提携拡大も議論される。

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【RT】2023年8月22日

https://www.rt.com/business/581624-brics-dollar-dependence-expansion-africa/

 

南アフリカのポール・マシャティール副大統領は、ヨハネスブルグで今週開催されるBRICS首脳会議で、ドル依存を解消する方法について話し合うと述べた。

 

 

ブラジル、ロシア、インド、中国、南アフリカで構成されるBRICSは、加盟国通貨での支払いを促進することで、相互決済における米ドルの割合を減らすためにいくつかの措置を講じている。

 

 

マシャティル氏は、8月21日(月曜日)、ヨハネスブルグBRICS諸国のビジネスリーダーたちに対し、「今日、世界はこのブロックに注目している。私たちは欧米と競争するためにここにいるのではありません。私たちは、グローバル・ビジネスにおいて自分たちのスペースを確保したいのです」

 

 

 

BRICSのメンバーは、加盟国間の貿易のために共通通貨を作るというアイデアを持ち出している。

 

現在、世界人口の40%、世界経済のほぼ3分の1を占めるBRICS諸国は、グループへの新メンバーの追加についても話し合う予定だ。

 


ブルームバーグ・エコノミクスの試算によると、BRICSが拡大すれば、2040年までに世界の生産高の約半分を占め、世界の先進国で構成されるグループ・オブ・セブン(G7)の2倍になるという。

 

第15回BRICSサミットは、8月22日から24日にかけて南アフリカヨハネスブルグで開催される。

 

BRICSには20カ国以上が正式に加盟を申請しており、他にも数カ国が関心を示している。

 

ここ数カ月では、アルゼンチン、アルジェリア、エジプト、トルコなど数カ国がBRICS加盟を目指す可能性を示唆している。