先月、食肉と飲料がそれぞれ前年同月比で11.3%、10.1%値上がりしたことが公式データで明らかになった。
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【RT】2023年8月13日
https://www.rt.com/business/581213-france-prices-surge-inflation/
国家統計局INSEEが発表した最新データによると、フランスのスーパーマーケットで販売された食品と飲料の価格は、7月に年率換算で13.1%高騰した。
特に、肉類は11.3%、飲料は10.1%上昇し、その他の食品は最大15%の値上がりを記録した。一方、フランスの消費者が購入するクリーニングやパーソナルケア製品の価格は9.4%上昇した。
フランスの年間インフレ率は先月4.3%となり、6月に記録した4.5%から低下した。
インフレ率は、エネルギー価格の下落と、食品および製造品価格のより緩やかな上昇により緩和されたと報告されている。
先月、フランス政府は42億ユーロ(47億ドル)の歳出削減を求める2024年の歳出計画を議会に提出した。
パリは、2024年の財政赤字を国内総生産(GDP)比4.4%と、今年の目標である4.9%から引き下げることを目標としており、2024年には4288億ユーロの支出を計画している。
2027年のエマニュエル・マクロン大統領の2期目の任期終了までに、欧州連合(EU)の規則で定められた上限である3%を下回ることを目標としている。
歳出削減は、GDPの111.6%に達する国債の削減が急務であることに加えて行われる。
緊縮策により、2027年までに公的債務を経済成長率の108.3%まで確実に削減することが期待されている。