BRICS諸国、南アフリカサミットで「米ドルに代わる通貨」を議論へ

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【Insider Paper】ブレンダン・テイラー2023年5月10日 12時31分

https://insiderpaper.com/brics-nations-to-discuss-alternative-currency-to-us-dollar-in-south-africa/

 

ブルームバーグが報じたところによると、南アフリカ外務大臣が、BRICSグループの国々が共有通貨を導入する可能性を探ることを明言した。

 

しかし、同外相は、衝動的な判断を避け、慎重なアプローチをとることの重要性を強調した。

 

 

■■ BRICS圏の首脳、次期南アフリカ首脳会議で共通通貨導入を議論へ

 

 

米ドルの高騰と新興国市場への悪影響により、世界貿易のための代替通貨を求める声が上がっている。

 

その一つとして、ブラジル、ロシア、インド、中国、南アフリカからなるBRICS連合が独自に通貨を導入することが提案されている。

 

5月22日にヨハネスブルグで開催されるBRICS首脳会議で議論される予定だ。

 

南アフリカのナレディ・パンドール国際関係大臣は、5月9日(火曜日)にケープタウンでインタビューに応じ、「BRICS首脳の議論を先取りするのは好きではない」と述べた。

 

「これは、我々が議論し、適切に議論しなければならない問題である。経済学は非常に難しく、すべての国に配慮しなければならないからです。特に、危機から脱したときの低成長の状況ではそうです」

 

ブルームバーグによると、世界の40%を超える人口と、世界の経済生産のほぼ3分の1を占めるBRICS同盟は、世界規模で重要な経済ブロックとして位置づけられている。

 

さらに、イランやサウジアラビアなど、多くの国がBRICSへの加盟に強い関心を示している。

 

 

■■ BRICS諸国は米ドル支配からの転換を呼びかけ、専門家は支配の継続を予測

 


BRICS諸国やその他の国々は、「なぜ自国通貨で取引できないのか? なぜ私たちはドルを通じて取引することにこだわるのでしょうか?」とパンドールは述べている。

 

南アフリカは国際的に取引される通貨を持っています。しかし、我々は多くの負債をドルで抱えているので、この議論に責任を持って取り組まなければならないことはご存知の通りです」

 

 

ヨハネスブルグを拠点とする資産運用会社ヴェストアクトによると、米ドルは当面、世界の主要通貨として優位を保ち続ける可能性が高いとのことだ。

 

 

「認知度、安定性、経済力を背景に持つ国は他にない」と同社は顧客メモで説明している。

 

 

「ドルに取って代わることができそうな通貨は、漠然とユーロだけである」