トルコのエルドアン大統領が、イスラム世界が団結してイスラエルに対抗するよう呼びかけた。

Image: Turkish president calls for Muslim world to UNITE against Israel

トルコのエルドアン大統領

【Natural News】2023年4月10日(月) by: ラモン・トミー

https://www.naturalnews.com/2023-04-10-erdogan-muslim-world-must-unite-against-israel.html

 

 

トルコのメディアによると、エルドアン大統領はイランのエブラヒム・ライシ大統領との電話会談で発言した。

 

 

彼はイスラム共和国の指導者に、「パレスチナにおけるイスラエルの攻撃に対抗するために、イスラム世界は団結すべきだ」と述べたという。

 

 

両首脳はまた、アンカラテヘランの関係についても話し合った。

 

 

エルドアンとライシは、4月5日のアル・アクサ・モスクでの攻撃についても話し合った。

 

ロイター通信によると、モスクはイスラエル警察のメンバーによって2度にわたって襲撃された。

 

警官隊はスタングレネードやゴム弾を使い、建物内の礼拝者を解散させた。

 

パレスチナ赤新月社によると、合計18人のパレスチナ人が負傷し、そのうち12人が最初の襲撃で、さらに6人が2回目の襲撃で負傷したという。一方、イスラエル当局は、警察官2人が負傷したと発表した。

 

エルドアンとライシは、通話でアル・アクサの対立についても話した。

 

トルコ大統領は、聖地の地位を維持することの重要性を指摘した。

 

また、イスラエルパレスチナ地域でこれ以上暴力がエスカレートするのを防ぐため、「合理的な思考」を強調した。

 

 

トルコの指導者は、アル・アクサにおけるイスラエル警察の行動を非難し、トルコにとって「レッドライン」であると呼んだ。

 

彼はこう言った。「私の国と国民の名において、イスラム教徒の最初のキブラに対する卑劣な行為を非難し、できるだけ早く攻撃を停止するよう求める」

 

イスラエルの首都エルサレムにあるモスクへの襲撃は、イスラム教の聖なる月であるラマダン中とユダヤ教の過越祭の前夜に起こった。

 

一方、イスラエルのエリ・コーエン外相はトルコのメヴルート・カヴソグル外相に対し、市民を恐怖に陥れるいかなる試みにもイスラエル防衛軍は対応する、と述べた。

 

 

 

■■ エルドアン、米国大使を非難し、「頭を使え」と指示

 


トルコ大統領はまた、ジェフ・フレーク駐トルコ米国大使が、同国の選挙実施まで2カ月を切った時期に、野党の主要な大統領候補と会談したことを糾弾した。

 

エルドアンは演説の中で、フレークのような外交官は敬意を示す必要があるという公的な役割を改めて強調した。

 

彼は、大使と主要野党である共和国人民党のケマル・キリクダログル党首との会談に言及した。

 

トルコの大統領は、「恥を知れ、頭を使え」と発言した。

 

「あなたは大使だ。あなたは大使であり、ここでのあなたの対話者は大統領です」。

 

エルドアンは、フレークがトルコの大使として自分の立場と任務を理解するために、アンカラの大統領府のドアを閉めたと付け加えた。

 

「大使がどのように働くべきかを彼に知ってもらう。もし彼が知らなければ、そのドアから入ってくることはできない。アメリカに教訓を与えなければならない」

 

トルコの5月14日の選挙では、大統領選でエルドアンとキリクダログルが対決することになる。

 

野党候補は、エルドアンを失脚させ、議会制を復活させると宣言している。

 

 

2017年に行われた憲法国民投票の結果、エルドアンが大統領として権力を固めることになった。

 

 

イースタン ヘラルドによると、エルドアンは、トルコがロシアとの紛争に巻き込まれることを許さないと表明している。

 

 

モスクワとの対立を避けることは、彼の選挙スローガンの1つとなる。

 

 

このほか、エルドアン氏は、ロシア・ウクライナ戦争の平和的解決に参加する用意があることも表明している。