英国の中小企業数十万社が今年倒産する可能性 - 報告書

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【RT】2023年3月8日

https://www.rt.com/business/572553-uk-small-business-failure/

 

 

生活コストの危機は、大規模な失敗を招く可能性がある、との新たな研究結果を発表した。

 


スカイニュースは、ウェブサイト構築会社ゴーダディが3月6日(月曜日)に発表した調査結果を引用し、英国内の約63万社の中小企業が、コストの高騰により今年中に倒産する可能性があるとの懸念を示した。

 

 

これらの企業の倒産は、経済から120億ポンド(144億ドル)を消し去ると報告されている。

 

調査回答者の4分の3以上が、生活費の危機をこれまでに直面した最大の課題としており、エネルギー価格を最大の懸念事項としている。

 

ゴーダディ社の英国マネージャーであるアンドリュー・グラドン氏によると、一般的に従業員数が10人未満のマイクロビジネスは、英国の民間企業全体の96%を占めている。

 

「彼らは英国ビジネスの生命線であり、最前線にいる人たちであり、生活費危機の直接的な影響を非常に強く感じている」と、スカイニュースの発言を引用している。

 

「約42%が税制優遇措置による支援を望んでいるが、ビジネス支援、より広くは事業開発のための技術支援やデジタル戦略の支援を検討している」とグラドン氏は指摘した。


一方、政府の報道官は、企業がエネルギー料金に苦しんでいることを認め、政府が企業に対して数十億ポンドの支援を行っていることを指摘した。

 

「この支援は、一部の人々がこの冬に予測される卸売エネルギーコストの約半分を支払うことを意味します」とスカイニュースに語り、政府は「4月以降のさらなるエネルギー支援、誓約書」を持っていると付け加えた。

 

2022年9月、英国政府は「エネルギー法案救済制度」を導入した。

 

上昇するエネルギーコストを支援するため、180億ポンド(約220億円)を企業に提供したと伝えられている。

 

しかし、この制度は3月に終了する予定で、新たな支援策では資金が55億ポンド( 65億ドル)に減額されると伝えられている。