2023年3月5日 【TLBスタッフ】
サミットニュース
世界保健機関(WHO)は、米国当局によるコビッドの起源に関する劇的なシナリオの転換を受け、ウイルスの起源に関する情報を持つ各国政府に対し、名乗りを上げて情報を提示するよう求めている。
WHOのテドロス・アダノム・ゲブレイェスス事務局長は、今週、FBIのクリストファー・レイ長官が、パンデミックの発生源は「武漢の潜在的研究所の事件である可能性が高い」と述べたことを受けて、「パンデミックの起源に関する情報を持つ国があれば、WHOや国際科学界と共有することが重要だ」と3月3日(金曜日)に述べた。
WHOのチーフはさらに、「責任をなすりつけるためではなく、このパンデミックがどのように始まったかについての理解を深め、将来の伝染病やパンデミックを予防、準備、対応できるようにするためです」と述べた。
「WHOは、(中国)に対し、データの共有に透明性を持たせ、必要な調査を行い、その結果を共有するよう求め続けています。そのために、私はつい数週間前にも、中国のハイレベルな指導者に何度も手紙を出し、話をしています」。
また、テドロスは、「それまでは、ウイルスの起源に関するすべての仮説はテーブルの上に置かれたままである」と、初めてではなくとも強調している。
もちろん、この遅きに失した声明の結果、北京が本当にプレッシャーを感じるかどうかは大いに疑問であるが。
WHOがパンデミックの初期に中国に屈服していたことを思い出すのは重要である。
WHOはパンデミックの初期に、中国の「透明な」対応を賞賛し、ヒトからヒトへの感染に関連する北京からの誤った情報を繰り返し、中国の習近平主席からの圧力に屈して、コビッド19の発生を緊急事態と宣言しなかったことで大非難を浴びた。
しかし、当初は自然起源説を推進していたテドロスとWHOは、時間が経つにつれ、実験室漏洩説に対してはるかに「オープン」になったと伝えられている。