中国・上海(画像:Silentpilot、Pixabayより)
【THE LIBERTY LOFT】by:ボブ・アンルー 2022年12月4日
https://thelibertyloft.com/2022/12/04/xi-is-losing-control-of-his-society/
中国は、COVIDロックダウンやその他の経済に打撃を与える政策に対する国民の抗議という、内部的な混乱によって、ますます安定しなくなりつつある。
中国専門家のゴードン・G・チャン氏によると、今や抗議は単に地方の不正を狙ったものではなく、中国共産党の独裁体制全体をターゲットにしている状況だという。
そして、中国共産党主席の習近平がより危険になっているということだ。
『The Coming Collapse of China』を執筆したチャン氏は、ゲートストーン インスティチュートのコラムで、「大衆の意識は、中国がしばらくは不安定なままであることを示唆している」と書いている。
では、なぜ国際社会は現在の中国の不安定さを気にする必要があるのだろうか。
中国の政権が暴れるかもしれないからだ。
さらに、「もし共産党がすぐに倒れそうだったら、習近平は暴れることができない。人民解放軍を内部に配備して、国内に全力を注ぐしかない。しかし、危機が長期化すれば、習近平は国民の怒りを周辺国や米国に向け、中国軍を海外に向けようとする機会を得るだろう」。
習近平は2012年12月、党総書記に就任した翌月、共産党幹部に対する秘密演説で、ソ連国家を破綻させたミハエル・ゴルバチョフを批判している。
ソ連の指導者は『本物の男』ではなかったと習近平は述べている。
習近平は自分を「本物の男」だと思っているが、総書記としての10年間で、すでに中国国内の外国人嫌いを悪化させている。
共産党を民衆の不安から救うために、アメリカへの憎悪を煽ることは、彼にとって大きな一歩ではないだろう」と、張氏は書いている。
習近平は「戦争を始めなければ、中国人の心を取り戻すことができないことを知っているのだろう」と彼は言う。
彼は、10人の死者を出した火災に消防士が対応するのを妨げたCOVIDの制限に対する中国での怒りを引き合いに出した。
また、週末に天安門広場に向かってデモ行進が始まったことも紹介した。
専門家は、今の問題はデモ参加者が "党を排除したい "と思っていることだと警告した。
彼は、「中国国民は習近平と中国共産党の支配にうんざりしている」と説明した。
党の体制が機能していないという根本的な事実を認識している。