アンソニー・アルバネーゼ首相、アサンジ氏の手続き終了を促す出典:時事通信社 動画スクリーンショット
【Insider Paper】AFP2022年11月30日
https://insiderpaper.com/australian-pm-urges-end-to-assange-proceeding/
オーストラリアのアンソニー・アルバネーゼ首相は11月30日、ウィキリークス創設者のジュリアン・アサンジ氏に対する法的手続きの終了を米当局に自ら呼びかけ、宣言したと述べた。
「もう十分だ」
オーストラリア国籍のアサンジ氏は、2010年にイラクとアフガニスタンの戦争に関する米軍の機密を漏らしたとして裁判を受けるため、米国の引き渡し要請を待って2019年からロンドンの刑務所に拘束されている。
「私は少し前に、もう十分だと主張しました。この問題に決着をつける時が来たのだ」とアルバネーゼは国会で語った。
「私は個人的に米国政府の代表とこの問題を提起している。私の立場は明確だ」。
オーストラリアの指導者は、51歳の彼の行動の多くに共感はしていないと述べた。
しかし、彼はこう問いかけた。
「何年も先の未来まで、今、巻き込まれる可能性のある、この継続、法的措置に何の意味があるのか?」
アサンジは、以前の事件で保釈金を飛ばして服役し、エクアドル大使館に何年も立てこもった後、2019年からロンドンの厳重警備のベルマーシュ刑務所に収容されている。
米国で有罪が確定すれば、数十年の懲役刑に処される可能性がある。
アルバネーゼ氏は、アサンジ氏の処遇を、秘密文書を盗んだ罪で2017年に当時のバラク・オバマ大統領によって35年の実刑判決が減刑されたチェルシー・マニング氏の処遇と比較した。
マニングは「今は米国社会に自由に参加できるようになった」とアルバネーゼは述べた。