2022年11月8日、フロリダ州パームビーチのマー・ア・ラゴ・リゾートでゲストに語りかけるドナルド・トランプ元大統領。© AP / Andrew Harnik
■■ トランプ氏、2024年の別のライバル候補を攻撃
ドナルド・トランプ前米大統領は、2024年に再び大統領選に出馬することになった場合、また別の潜在的な挑戦者に狙いを定めた。
今回はバージニア州のグレン・ヤングキン知事を標的にし、彼の名前が「中国人っぽい」と示唆するとともに、昨年の知事選での勝利は彼の手柄になったとした。
11月11日(金曜日)に自身のソーシャルアカウントに投稿された記事で、トランプ氏は2021年のバージニア州知事選でヤングキン氏を支持したことを強調し、彼の助けなしにはこの共和党員は勝てなかったと主張した。
元司令官はまた、不可解にも "中国人 "と判断したヤングキンの名前を嘲笑した。
「バージニア州のヤングキンは、私なしには勝てなかっただろう。私は彼を支持し、彼のために非常に大きなトランプラリーを電話中継で行い、MAGAに彼に投票させた--さもなければ、彼は勝利に近づくことはできなかっただろう」と述べた。
「しかし、彼はそれを知っていて、それを認めている」。
ヤングキンは昨年就任したばかりで今週の中間選挙では再選挙に臨まなかったが、バージニア州の任期制限により2025年の次の知事選では再出馬が禁止される予定である。
かつてヤングキンは盟友だっただけに、今回の批判的な投稿のきっかけは定かではないが、バージニア州のウィンサム・シアーズ副知事が、トランプは共和党にとって「お荷物」になっているとし、トランプによる別の大統領選出馬を支持しないと述べたわずか1日後に、このような発言があった。
トランプ氏はまだ3度目の大統領選出馬を宣言していないが、今週初めには11月15日に支持者と共有する「大きな」ニュースがあると述べ、正式に出馬を表明するのではないかとの憶測が広がっている。
トランプは11月10日(木曜日)、Covid-19のパンデミックの際にフロリダ州の閉鎖を拒否し、ロックダウン命令、マスク義務化、ワクチンパスポート制度に声高に反対し、保守層から高い人気を誇る共和党知事ロン・デサンティスに対する長文の暴言も公表している。
デサンティス氏も「今はもっと地元のことに専念する」と大統領選への出馬を表明していないが、2024年の選挙では有力候補とみられている。