ウクライナ紛争に対するワシントンの対応は、世界的な紛争につながる可能性があると、トランプ氏が発言した。
Faith and Freedom Coalitionのイベント「Road to Majority」で講演するドナルド・トランプ元大統領。© AP / Mark Humphrey
【RT】2022年6月18日
https://www.rt.com/news/557380-trump-ukraine-aid-putin/
ワシントンからキエフに提供された贅沢な軍事援助は、ウクライナでの紛争を第三次世界大戦に発展させる可能性があると、アメリカのドナルド・トランプ元大統領は警告している。
「ウクライナで戦争が起きている...そしておそらく、我々の対処の仕方が原因で第三次世界大戦につながるだろう」と、トランプ氏は6月17日(金曜日)にテネシー州ナッシュビルで開かれた宗教保守派の会議でのスピーチで警告した。
「我々は、160億ドルの他に400億ドルを追加で支払ったばかりだ。つまり560億ドルだ」と、ロシアと対立するウクライナに対してバイデン政権がすでに承認した支援策について述べた。
「しかし、ヨーロッパ、ドイツ、フランス、その他の国々を見てみると、彼らが提供したものは、我々が提供しているもののほんの一部、ほんのわずかなものです。私たちは560億ドルを寄付していますが、彼らは数十億ドルを寄付しているのです。そして、より大きな影響を受けるのは彼らなのです」と述べた。
トランプ氏は再び、ホワイトハウスで自分の後任となったジョー・バイデン大統領のせいにして、「私が大統領だったら、あれは決して起こらなかっただろう」と主張した。
「そして私はプーチンをよく知り、それについて話した。彼は結果が途方もないことになることを知っていた。彼はそれを理解し、決してそんなことはしなかっただろう」と元大統領トランプ氏は主張した。
「選挙が不正に行われ、盗まれていなければ、ウクライナが悪意を持って攻撃されるような問題は起きなかっただろう」と述べた。
トランプ氏は演説の大部分を、2021年1月6日の出来事について進行中の下院委員会の公聴会を攻撃することに割いた。
トランプ氏は、ワシントンの連邦議会議事堂を襲撃するために支持者を挑発したとされる自身の役割に関する調査は、「不正な取引」であり、「一方的な魔女狩り」であると主張した。
また、2024年の大統領選への出馬の可能性を改めて示唆した。
「誰か私に大統領選に立候補してほしい人はいるかな?」 とトランプ氏が尋ねると、会場から大きな歓声が上がった。