【注目】欧州、天然ガスをイスラエルに求める-メディア

  

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【RT】2022年5月16日

https://www.rt.com/business/555538-europe-israel-natural-gas/

 

 

トルコの新聞Yeni Şafakは5月16日(月曜日)、トルコ経由でイスラエル天然ガスをヨーロッパに配送することが、ロシアのエネルギー供給の代替案として検討されていると報じた。

 

イスラエルのガスが選択肢として検討されており、そのルートはトルコを経由し、東地中海を通る計画だ」と同紙は報じ、そのような合意があった場合、「送電期間中はトルコ船が出動することが予想される」と付け加えた。

 

また、同紙は、「海から石油や天然ガスを採取するための深海掘削に焦点を当て、トルコは4隻目の掘削船を船隊に組み入れた」と強調した。

 

3月7日に韓国を出港した新型掘削船は、5月19日にトルコに到着する予定である。「東地中海で活躍する新世代船は、2ヶ月の準備作業の後、7月に最初の任務を開始し、地中海の深海探査と浚渫を促進する」と新聞は伝えている。

この船は水深3,600mまで操業可能で、12,200mまでの掘削が可能であると伝えられている。

 

3月、ロシアエネルギーに代わる欧州の代替エネルギーの一つとして、トルコーイスラエル間のガスパイプラインが水面下で検討されているとメディアが報じた。

 

 

数年前に構想されたもので、トルコからイスラエル最大の海底天然ガス田「リヴァイアサン」まで海底パイプラインを建設するというものである。ガスがトルコに流れ、ロシアからの脱却を目指す南ヨーロッパに供給されることになる。

 

しかし、業界関係者は、生産量の抑制と地政学的な要因によって、この計画が水泡に帰す可能性があると警告している。レバノンは、このガス田が自国の海域に広がっていると主張している。