ロシア侵攻の不吉な予兆。バルト海から6隻の上陸船が地中海に入り、血液や医療物資が届く

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【Natural News】by: JD・ハイエス 2022年1月31日

 

週末が近づくにつれ、ロシアが隣国ウクライナへの全面的な侵攻を計画していることを示す兆候が多くなってきました。

 

まず、The Drive誌によれば、6隻のロシア海軍の水陸両用上陸艦がバルト海の港を出て、地中海に向かって航行しています。

表向きは、ウクライナの近くで怪しげな「海軍演習」に参加するためとされていますが、実際はどうなのでしょうか? ロシアとウクライナをめぐる緊張が高まる中、水陸両用船団の最終目的地は黒海ではないかとの懸念も出ています。

 

同誌はさらに、そのうちの3隻の艦艇を特定しました。

ロシア海軍北方艦隊の3隻の艦船、プロジェクト775ロプチャ級水陸両用戦艦オレンゴルスキー・ゴルニャクとゲオルギー・ポベドノセッツ、プロジェクト11711イワン・グレン級上陸艦ピョートル・モルガノフは、ジブラルタル海峡経由で地中海に入るところを目撃されています。


ロシア船は、スペイン海軍の哨戒艦と、米海軍の哨戒機 P-8 ポセイドン(監視と対潜水艦戦のための最新鋭機)に護衛されていました。

 

その2日前、英仏海峡を通過する北方艦隊からの船団に先行して、バルチック艦隊のロプチャ級3隻が同じルートで地中海に入ったと、The Drive誌は報じています。

 

ロシア軍は以前、これらの水陸両用戦艦が、ロシアの太平洋艦隊の艦船を含む他の複数の軍艦が参加する演習に参加することを発表していました。

しかし、2008年8月のグルジア侵攻の前にもそうであったように、モスクワはしばしば、事前に発表された「作戦」や「演習」で攻撃的な軍事行動を覆い隠しています。

 

もう一隻のロシア軍艦、ヴィシュニャ級情報収集艦ワシリー・タチシェフも地中海に入りましたが、これも表向きは「演習」に参加するためです。


「同時に、ウクライナ国境周辺でのロシア軍の増強が注目される中、これらの海軍演習や、ベラルーシで行われる予定のフォ[sic]は、クレムリンウクライナに対する新たな作戦計画の一部ではないかという懸念が残っている」と The Drive誌は報じています。

 

「このような懸念は、国境地帯におけるロシア軍の展開の規模の大きさだけでなく、イスカンダル短距離弾道ミサイルや戦闘機を含む特定の攻撃的兵器システムの出現によって強化されています」とも付け加えています。

 

一方、ロイターは1月29日(土曜日)に、「ロシアのウクライナ近辺の軍備増強は、犠牲者を治療するための血液やその他の医療材料の供給にまで拡大しており、モスクワの軍事的準備のもう一つの重要な指標となっている」と報じています。

 

このような医療品、特に血液は不足しがちで冷蔵保存しなければなりませんが、特にウクライナが抵抗を計画していることを考えると、侵略には不可欠です。

 

米国当局は、ロシアが非常に短い予告で攻撃を開始できる状態にあることを数日前から警告しています。

プーチンが全ての駒を揃えた時点で、それが実行される可能性が高いと思われます。