NATO加盟申請は「間違い」。プーチン、フィンランド大統領に伝える

    

【Insider Paper】BY:ブレンダン・テイラー2022年5月15日 

https://insiderpaper.com/applying-for-nato-membership-a-mistake-putin-tells-finland-president/

 

ロシアのプーチン大統領は電話会談で、フィンランドのサウリ・ニーニスト大統領に対し、フィンランドの安全保障に対する脅威はないため、NATO加盟を申請することは「間違い」であると伝えた。

 

新華社通信によると、5月14日(土曜日)にヘルシンキで行われた電話で、ニーニスト氏はフィンランドNATO加盟を目指すことをプーチン氏に伝えたという。

 

これに対し、プーチンは「フィンランドの安全保障に脅威はないので、軍事的中立という伝統的な政策を放棄することは間違いであると強調した」とクレムリンは声明で述べた。

 

声明によると、プーチンヘルシンキNATO加盟計画がロシア・フィンランド関係に悪影響を及ぼすことに懸念を表明した。

両大統領はまた、ウクライナ紛争についても議論し、その中でプーチンは、ロシアとウクライナの代表者による和平交渉が「真剣かつ建設的な対話に関心を示さないキエフによって、実際には中断されていた」と述べた。

 

この呼びかけは、フィンランドの与党である社会民主党が軍事同盟に参加する計画を支持した後に行われた。5月14日(土曜日)に行われた投票では、53人がNATOへの加盟に賛成し、5人が反対、2人が棄権した。

 

5月12日、サンナ・マリン首相は、フィンランドNATO加盟への支持を表明した。