ウクライナ、NATOの会合で「武器、武器、武器」を要求

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【Insider Paper】2022年4月7日

https://insiderpaper.com/ukraine-calls-for-weapons-weapons-weapons-at-nato-talks/


ウクライナのドミトロ・クレバ外相は24日、NATO加盟国に対し、ロシアの侵攻軍と戦うために必要なすべての重火器をキエフに提供するよう求めた。

 

「私の議題は非常にシンプルです。それはたった3つの項目だけである。武器、武器、武器だ」クレバはブリュッセルで開かれたNATOの外相会合で記者団に語った。

 

「私はすべての同盟国に対し、躊躇や消極性を捨て、ウクライナに必要なものすべてを提供するよう求める」と述べた。

ウクライナは、モスクワがウクライナ東部に攻勢をかけているため、防空システム、大砲、装甲車、ジェット機など、より重い兵器の武器供給を増やすよう欧米に働きかけている。

 

クレバ氏は、経済大国ドイツは「もっとできる」と述べ、いわゆる「攻撃的」武器の派遣に消極的な同盟国を批判した。「防衛と攻撃という区別は、我が国の状況においては意味をなさない」とクレバ氏は述べた。

 

ウクライナに防御的な武器は提供するが、攻撃的な武器を提供する立場にはない、と言っている国々は偽善者であり、これは単に不公平で不当なアプローチである」。

 

NATOは、非加盟国のウクライナでの戦闘に介入する部隊の派遣を拒否しているが、対戦車ミサイルや対空ミサイルなどの重要な兵器は送っている。

ウクライナの提示した取引は公平だと思う。ウクライナの提示した取引は公平だと思う。武器を提供し、われわれの命を犠牲にすれば、戦争はウクライナに収まる」とクレバ氏は語った。

 

■■ 防衛戦争

NATOイェンス・ストルテンベルグ長官は、同盟国が「より多くの防空システム、対戦車兵器、軽量だがより重い兵器、さまざまな種類の支援をウクライナに提供する必要性に取り組む」ことを確信していると述べた。

ウクライナは防衛戦を戦っている。だから、攻撃用と防衛用の武器の区別は、実際には何の意味もない」とストルテンベルグ氏は述べた。

 

NATOの総裁は、モスクワがウクライナ東部で再び大規模な攻撃を行うため、同盟国は数週間のうちに武器を供給する必要がある、と述べた。

ドイツのアンナレナ・バーボック外相は記者団に対し、ベルリンが「パートナーとともに、今後どのようにウクライナを支援できるか、より集中的に、より協調的に検討する」と語った。

 

NATOの同盟国は、ウクライナに送られる武器を強化するという呼びかけに耳を傾けているように見える。

 

チェコのメディアの報道によると、プラハソ連製のT72戦車と装甲車をウクライナに送った。チェコ政府関係者はこの動きを確認することを拒否している。

ウクライナへの武器供与と並んで、西側諸国はロシア経済を打撃する目的で、モスクワに一連の制裁を課している。

 

クレバ氏は、ブチャの町での殺害事件の発覚を受けて、アメリカ、イギリス、EUが発表した新たな制裁の波を歓迎したが、特にヨーロッパはさらに前進する必要があると主張した。

 

「我々は、ロシアの石油とガスの完全な禁輸を主張し続ける」とクレバは言った。

 

「制裁の圧力を強めるために、ブチャのような残虐行為が明らかになるような事態に二度と直面しないことを望んでいます。」

 

EUは現在、ロシアの石炭輸入禁止を含む第5次制裁を最終決定している。

EUのジョセップ・ボレル外交政策委員長は、ロシアの石油に対する措置が4月4日(月曜日)のEU外相会合で議論されるだろうと述べた。「遅かれ早かれ、私は早くそうなることを望んでいます」と彼は言った。

 

最も先進的な国からなるG7グループの外相も、西側の制裁を調整するためにNATO本部で会合した。カナダのメラニー・ジョリー外相は、「抜け穴がないように、西側諸国内で調整したい」と述べた。