ロシアとウクライナの双方が、和平交渉における「保証人」としてのイタリアを希望

マリオ・ドラギ、会談で双方が「少し近づいた」と発言

 

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ベルギーのブリュッセルで記者会見するイタリアのマリオ・ドラギ首相

(2022年3月25日)。© Thierry Monasse/Getty Images

 

【RT】2022年3月31日

https://www.rt.com/news/553056-italy-guarantees-peace-ukraine/

 

イタリアのマリオ・ドラギ首相は3月24日、ロシアとウクライナの和平交渉の見通しについて、自国が保証人になることを申し込まれたと述べた。

 

今週、両当事者はトルコのイスタンブールで、隣国におけるモスクワの軍事作戦を終わらせるために、再び会談を行った。

イタリアは「ロシアとウクライナから交渉条件の履行を保証するよう要請されている」と、ドラギはローマでの記者会見で語った。

「実際、双方の立場は少し近づいた」と首相は述べたが、「まだ懐疑的な意見が多いので慎重である」と付け加えた。

 

「我々は皆、かすかな光を見たいと願っている」とドラギは言った。イタリア政府によると、同首相は3月2日、ロシアのプーチン大統領に電話で、自国が和平プロセスに貢献する用意があると述べたという。

 

ウクライナの交渉担当者はイスタンブールで、法的拘束力のある安全保障と引き換えに、ウクライナを非同盟国にすることを提案した。ロシアは、先月モスクワが隣国に対して行った軍事作戦の理由の一つとして、ウクライナNATO加盟への熱望を繰り返し挙げている。

 

モスクワは、キエフが2014年に調印されたミンスク協定の条件を履行せず、ロシアが最終的にドネツクとルガンスクのドンバス共和国を承認したことを受けて、ウクライナを攻撃したのです。ドイツとフランスの仲介による議定書は、ウクライナ国家内のこれらの地域の地位を正規化するためのものであった。

 

キエフは、ロシアの攻撃は完全に無抵抗であり、武力による2つの共和国の奪還を計画していたとの主張を否定している。