ひっくり返っていたらしいガーコ

15:30頃、ヤギたちを移動させに行ったとき、ガーコの様子もちゃんと見てあったが、1時間後位に再度気になって出てみたら、ガーコがどこにもいない。

探し回っていた最中、近隣の家の奥さんたちが私を呼ぶので、「今、うちの黒い小さい子ヤギを探してるんだけど」と言いながら歩いていくと、「あっちでひっくり返って死んでる(死んでるみたい、と言ったかもしれない)のを見た」と言うので、一瞬びっくりした。

しかし1時間前に普通に歩いて草を食べていたからそれはないやろと思い直した。とりあえず倒れていたという場所にみんなで向かったら、ガーコがロザーリオの家の植え込みに普通にちょんと座っていた。

ひとまず安心したが、奥さんたちが言うにはそのときは本当に死んでるみたいだったらしい。彼女らは生きてるのを見て逆に驚いていた。うちの旦那も2週ほど前、同じ様子を見たことがあり、死んでると思ってびっくりしたと言っていた。だから初耳ではない。

でもその人たちも「この子ともう一匹の茶色いのは(一昨日死んだシュウちゃんのことらしい)、元気がないしどうしたの? あとの2匹(サブ子とヨシ子のことらしい)は元気なのに」と不思議がっていた。
「小さくて体が弱いんですよ」と言っておいたが、誰がどう見ても弱弱しいので、やっぱりご近所の彼らもそう思っていたんだなと改めて分かった。居場所を教えてくれてありがとう、とお礼は伝えた。

明日明後日に何にせよ一度病院へ連れていこうかと思っている。獣医を当てにしている訳ではなく、私の経験上では小さい動物にできる処置は非常に限られており、出来ることはとても少ないと思っている。だけどもし寄生虫などの原因であれば薬での治療が効くかもしれない。(虫が出たことがないし症状からしても恐らく虫ではなさそうだと私は思っているが)

一方で幸いなことに、ガーコの下痢は一晩ですっかり回復した。本当に嬉しかった。朝一から草もよく食べ、水もよく飲んでいた。
昨夜は2度、ものすごい大雨があったので下痢がさらに酷くなっているかと心配したし、そのせいもあって私はロクに寝れなかった。それなのに1晩で急に治ったのはまだガーコにもいくばくかの基礎体力があるからではないか。と期待する。

サブ子とヨシ子は生後3週間だけどその辺をピョンピョン飛び跳ねて走り回っており、木に登ったりもしている。それを見るにつけ、シュウとガーコが痛々しく辛い思いがした。飼い主の私たちも、他の元気なヤギにもましてガーコを大切にして愛情を注いでやりたいと思っている。シュウちゃんの分までガーコには1日でも長く生きてほしい。