完全同意!な出来事

こっちで(多分誰もが)直面する問題をうまくブログに書いている人がいて非常に共感した。

関係ない調べものの途上でたまたま見つけた記事だったが、他にも同じことを書いている人はたくさんいるかもしれない。

それは、フィリピンの居住者であれば誰もがそのうち気付く問題でもあり、日本人はショックの過程を通るだろうが、ローカル人は悟りを開いている分野……いや、そうじゃなくて、まともな状況というのを知らないだけで、フィリピン人は世界中そんなものと思っているのかもしれない。悟りと単なる無知とは東と西ほど違う。

短い記事だけど全部引用するのも長いので、かいつまんでいうと、

・自分自身や仕事を守るため、フィリピンの労働法や税、さまざまな制度、法人関係のルールについて学んでいる。   (えらい! 専門用語を英語で読むのは非常にしんどいよ)

・なぜかというと、仕事をする中で接するこちらの弁護士・会計士・公務員・会社員等すべて、自身の仕事に必須な知識を持っている人がとても少ない。  (これ、100%共感!!)

・間違った説明をしておいて、あとで問いただすと撤回したり、自分には(仕事の流れは全部)分からないから……と言い出す。   (言い訳と開き直りだ)

・そこで、打たれ弱くプライドを傷つけられやすいフィリピン人に嫌われるのを覚悟で、法律の条文を見せたり、曖昧な説明に対しては納得できるまでとことん問い詰める。   (重要な局面では強く出ることも必要だと思う)

・一番の対策は、色々な意見を統合する。自分で法令、規則を調べる。代替の方法をいつも用意しておく。     
(私も自分にその知識があったら…と思う事はよくある。代替えについても同意で、私も自然にいつも複数の方法を考えておくクセが付いてきたかなと思う)

・フィリピンではメジャーな大企業でさえも、体制・対応は日本では信じがたい程ずさんで、請求書にもいつも問題がある。しかもルール類が明示も通知もされないため、積極的な自己チェックが必要。 

(私も、PC操作の過程もだが、メーター類とか、人よりもむしろフィリピンの機器自体を疑っていることが多い)

・仕事においては、信用できる人かどうかにかかわらず、認識基準が日本人とは全く違うということを踏まえて、ある人の起用(依頼)が妥当か、その人の言っていることが正しいかどうか常にチェックしている。       

(信用できる人、誠実な人を見つけるのも難しいかもしれないが、それをクリアしても、当然仕事上の知識と能力がないとダメである。両方備わった人がとても少ないということだ。上のほうに書いてある通り、自分の仕事に対する基礎知識(専門知識に至っては言うに及ばず)がまず不足しているし、物事の遂行能力も著しく低いと思う)

・支払いや(スタッフへ支払う)給与も(フィリピン人の)経理担当者に任せきりでなく、全てチェック! 

(疑う内容もいろいろあって、何も悪事、悪意だけではない。凡ミス、知識不足、機器の故障、勘違い等、さまざま起こり得ることが日本と桁違いに多いと思う)


――そんなことで、上記のようなフィリピン人の特性(弱点)を自分で掴んで対処法を考えておけば、慌てて困ることもまた少しずつ減ってくると思う。なくなりはしないだろうけど。

私はどの民族も文化も優劣があるとは思わないし、それぞれ良い点と悪い点、得手不得手があると思う。
そういう意味で、フィリピン人はきちんと仕事をやる(←広義で)、ということに本当に不得手な民族だと言わざるを得ないと感じている。  (良い所もいっぱいあるけどね〜、と軽いフォローで〆)