近所に出没する泥棒と物乞い

今日ちょうどビサヤ語レッスンが始まる前の時間にあったことらしいが、お隣のジェッサが言っていた。
この辺の子ではない高校生ぐらいの男の子が2人、近所をうろうろしていて自分ち(ジェッサ宅)のパパイヤの実を取っていたそうだ。ナイフも持っていたようで、無断で取るのはやめてくれと注意したそうだ。

彼らが取ったパパイヤはあげたらしいが、その後うちのヤギ小屋の近くに座っていたので、チャコが心配でジェッサがずっと彼らの様子を監視してくれていたそうだ。ベンJrもジェッサに“ヒロ(私)に教えてやれ”と言ってくれていたようだ。

そんなこととはつゆ知らずの今日のチャコ。

その頃、テキストが入っていたのだが、私はビサヤ語レッスン中だったので見ていなかった。
後で聞いたらそんなことがあったそうで、チャコも無事だし大したことはなかったのだが、確かにたまにこの辺の子ではない子どもたちや、大人たちがうろついていることはあるし、うちの周辺で何か盗られていることもある。

うちも、捨てようと思っていた底の破れたスニーカー(旦那のニューバランス)を玄関先に置いていたら、なくなっていたことがあった。メーカーもののスニーカーは狙われやすい。

うちの辺で物を盗るような人はほぼいないが、外部から遠征しているよその人や子どもたちについては気を付けないといけない。私でさえ、この辺の住民かそうでないかは分かる。12月は特に盗難が激増するので、注意しておこう。あと3月、5月もだ。

ジェッサ曰く物乞いの人もたまに来るようで、聞くと3時間ほど離れた遠い所から来ている人たちもいるそうだ。彼らは大抵グループで来ていて、本当に貧しい人なのかどうか判別がつかず、いろいろ質問してみるそうだ。そんなに遠方からどうやって来たのか、とか。答えない人も多いようだ。うちはアパートで外門があるので入りにくいのか、直接玄関に来たことはない。

ある足の不自由な中年男性は、ずっとその後も観察していると普通に早歩きで帰って行っていたというし、そういう職業物乞いみたいな人は多い。そういうグループや民族の人たちがいる。物乞いが文化になっていて、子どもにもやらせて代々それしかやらないという人たちだ。これはもちろんフィリピンに限ったことではないだろう。

その都度何かあげるかあげないかは各人の判断しかないが、私の場合、彼らが売っているものを買ってあげることや、こっちに多い弾き語りなど何らか一芸を披露した人(子ども含め)には協力してもいいと思う。

また、子どもにはお金ではなくお菓子をあげている。お金だと大人に巻き上げられるだろうからだ。私はいつもカバンに(自分がお腹減ったとき用の)クラッカーを入れているのでそれをあげる。大人にもクラッカーのときもある。
まぁみんなそれぞれ、何をどうあげるか自分なりの基準みたいなのを持っているようだ。