プーチン大統領、多様性に配慮するシリアの新ジハード主義指導者をクレムリンに招く
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【インフォウォーズ】2025年10月16日 午前3時52分 ショーン・ミラー著
https://www.infowars.com/posts/putin-hosts-syrias-new-diversity-friendly-jihadi-leader-at-kremlin
水曜日にモスクワで行われた会談を最も異例なものにしているのは、昨年末のシリアのテロリストによる制圧後、バッシャール・アル=アサド前大統領がロシアに逃亡したという事実だろう。
アサド氏はモスクワにある高さ1,000フィート(約300メートル)の超高層ビルに住み、毎日何時間もオンラインゲームに興じている。
アル=シャラー氏は、先月ニューヨークで開催された国連総会で米国高官らと会談した際に西側諸国に接近したことから、リスク回避策を講じているのかもしれない。
東側諸国を温かく受け入れる姿勢は、地政学的に分極化が進む世界情勢において、シリアという存在を重要な位置づけに据えている。
ロシアのウラジーミル・プーチン大統領は水曜日、予想外の展開で、多様性に配慮するシリアの新ジハード主義指導者をクレムリンに招いた。
この元テロリストは、政治家としてのアイデンティティを確立する以前は、アブ・モハメド・アル・ジュラーニという名で活動していたが、アフメド・フセイン・アル・シャラーに改名した。
アル・シャラーは、より多様性に配慮するイスラム過激派へと転身しただけでなく、プーチン大統領に対し、シリアが「新しいシリア」へと移行する上で、モスクワが重要な役割を果たすと伝えた。
元テロリストは、ダマスカスがクレムリンに対してこれまで行ってきたすべての約束を守ることを誓った。
「シリアの食糧供給の一部と多くの発電所はロシアに依存しており、両国間の過去の合意を尊重しつつ、ロシアとの関係のあり方を再構築しようとしている」と彼は述べた。
アル=シャラー氏は先月、ニューヨークの国連総会で米国当局者と会談した際に西側諸国に接近したことから、リスク回避策を講じているのかもしれない。
東側諸国への温かい支持は、地政学的に二極化が進む世界情勢において、シリア情勢を浮き彫りにする。
ロシアの報道によると、プーチン大統領とアル=シャラー氏の水曜日のやり取りは以下の通り。
両氏は、長期協議に先立ちクレムリンで会談した。昨年末にバッシャール・アサド政権が崩壊して以来、シリア指導者がロシアを訪問するのはこれが初めてとなる。
かつてアブ・モハメド・アル・ジュラーニという戦闘名でイスラム主義組織「ハヤト・タハリール・アル・シャーム(HTS)」を率いていたアル・シャラー氏は、アサド大統領退陣後に権力の座に就いた。
プーチン大統領は、ロシアとシリアの外交関係は1944年の樹立以来「常に友好的」であると述べた。
「この数十年間、我々は常に一つのこと、すなわちシリア国民の利益を指針としてきた」とプーチン大統領は述べた。
アル・シャラー氏は、シリアはロシアとの協力によってもたらされた「多くの成果の上に築き上げている」と述べた。
かつてこの元テロリストは、米国から1000万ドルの懸賞金をかけられていたが、11月の過激派イスラム勢力によるシリア支配を受けて、ワシントンの体制側から政治的に同等の立場にあると歓迎されている。
過激派イスラム勢力によるシリア支配を受けて、ワシントンはダマスカスに対する制裁の大部分を解除し、トランプ政権は破綻国家の「統一と安定化」を目指す元テロリストの努力を支持すると表明した。
シリア駐在の米国大使館が、現在米国が公然と庇護しているテロリストの活動を止めるよう世界に訴えたのは、つい2017年のことだった。
「ロシアのシリアにおける軍事プレゼンス(フメイミム空軍基地とタルトゥース海軍施設)は、もともと2017年にアサド大統領と49年間の賃貸契約を結んだことで確立された。
ロシアはシリアの新指導部と関係を維持し、アサド大統領の失脚後も基地の維持を続けている」とRTは報じた。「新シリア政府関係者は以前、シリアにとって有利な限り、ロシアによる基地の維持を認める用意があると示唆していた。」
水曜日にモスクワで行われた会談を最も異例なものにしているのは、シリアのバッシャール・アル=アサド前大統領が、昨年末にシリアがテロリストに制圧された後、ロシアに逃亡したという事実だろう。
水曜日にモスクワを訪れていたシリアの新指導者、アル=シャラー氏は、アサド氏に対して逮捕状を出している。