【ゼロ・ヘッジ】タイラー・ダーデン著 2025年3月29日土曜日 - 午前2時20分
https://www.zerohedge.com/geopolitical/putin-presents-un-should-govern-ukraine-until-elections-held
ウクライナに焦点を当てた米国とロシアの和平交渉が数週間にわたって行われ、ほとんど進展がなかった(エネルギー停戦はすぐに破られたように見えたが)中、
プーチン大統領は停戦につながる可能性のある大局的なアイデアを提示した。
ロシアの指導者は3月28日(金曜日)、国連の支援の下でウクライナに「暫定政権」を設置することを提案した。
当面の目標は停戦から「民主的な」選挙に至り、その後新政権との和平協定の交渉が行われることだ。
「もちろん、米国、さらには欧州諸国、そしてもちろんパートナーや友人と、国連の支援の下でウクライナに暫定政権を設置する可能性について話し合うことはできる」とプーチン大統領はロシア北西部の都市ムルマンスクを訪問中に述べた。
彼は、ウクライナが「民主的な選挙を行い、国民の信頼を得る有能な政府を政権に就かせる」間、「ウクライナに暫定的な統治を導入する可能性について話し合うことができる」と述べた。
その後、両陣営は「平和条約について協議を開始する」と説明した。
プーチン大統領は最近、ゼレンスキー大統領は「非合法」であり、民主的な選挙を無期限に中止しているため、法的に交渉することはできないと不満を漏らしている。
プーチン大統領は、国連による暫定統治制度が以前に実施された例として、東ティモール、パプアニューギニア、旧ユーゴスラビアの一部で「いわゆる外部政府」のいくつかの事例を挙げた。
しかし、匿名のトランプ政権当局者はすぐにこの考えを却下した。
例えば、NBCは、ホワイトハウスが「ウクライナでの和平交渉は、新たな選挙が行われる間、国が国連によって統治されることに左右されるべきだというロシアのプーチン大統領の提案を却下した」と報じた。
ロイター通信は、ホワイトハウスの国家安全保障担当報道官がプーチン大統領の提案を却下し、「ウクライナの政府は憲法と国民によって決定される」と述べたと報じている。
ウクライナ政府はプーチン大統領の計画にすぐには反応しなかったが、主権維持を理由に、またゼレンスキー大統領が再選挙の要求を緩めず、軍に撤退命令も出していないことから、間違いなくこの計画を拒否するだろう。
「それは可能性のある選択肢の1つにすぎない」
🚨🇷🇺 プーチン大統領:国連はウクライナを一時的に統治できる
プーチン大統領は驚くべき声明で、国連が「民主的な選挙を実施」し「有能な政府に権力をもたらす」ためにウクライナを一時的に統治できると述べた。
プーチン大統領:「それは可能性のある選択肢の1つに過ぎない」
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— Mario Nawfal (@MarioNawfal) 2025年3月27日
プーチン大統領は、国連管理計画を示唆した新たな発言の中で、特に米国のドナルド・トランプ大統領に向けた興味深いコメントをいくつか行った。
プーチン大統領はまた、ドナルド・トランプ米大統領を称賛し、「私の意見では、米国の新大統領は、いくつかの理由から紛争の終結を心から望んでいる」と述べた。
彼は、モスクワは「今回の紛争を含め、あらゆる紛争を平和的手段で平和的に解決することを望んでいるが、我々を犠牲にすることは望んでいない」と強調した。
プーチン大統領はまた、戦争中ずっと「戦略的主導権を握っていた」ロシア軍を称賛した。
「我々が彼らを倒すと信じる理由がある」と彼は述べ、「ウクライナの人々自身が何が起きているかを理解すべきだ」と付け加えた。
戦争に関しては、ドローンが毎晩両方向から国境を越えて飛び続けている。両国のエネルギーインフラを守るため「部分的停戦」が行われているはずなのに、これが実際に続くようには見えない。
モスクワは今週、キエフが自国のエネルギー施設を攻撃したと繰り返し非難している。同時に、ロシアのミサイルがウクライナの都市に降り注いでいる。