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【インサイダーペーパー】AFP 2025年1月9日 6:04
https://insiderpaper.com/italy-pm-says-us-wont-forcefully-take-greenland-panama/
イタリアのメローニ首相は1月9日(木曜日)、米国がグリーンランドやパナマ運河を武力で奪うのではないかという憶測を否定し、ドナルド・トランプ大統領がこの問題について述べたのは中国に向けたものだと述べた。
先週末にフロリダの自宅を訪れた極右派の指導者は、次期大統領がウクライナを「見捨てる」ことはないと述べた。
「今後、米国が自国の利益となる領土を強引に併合しようとする可能性は排除できると感じている」と、メローニ氏は年次記者会見で記者団に語った。
同氏は、トランプ氏のコメントは「むしろ、他の世界的な大国に対するメッセージ」だと述べた。
メローニ氏は、パナマ運河は世界貿易にとって不可欠であり、グリーンランドは戦略的な原材料に恵まれていると指摘した。
「これらはどちらも、近年、中国の存在感が増している地域です」と彼女は述べた。
トランプ氏は1月7日(火曜日)、米国が支配権を握りたいと発言しているパナマ運河とグリーンランドについて、軍事介入を排除しないと述べた。
「国家安全保障の観点から、グリーンランドは必要です」と彼は宣言した。
グリーンランドは鉱物や石油が豊富な北極の島であり、欧州連合(EU)加盟国デンマークの自治領であるが、デンマーク自身は独立を視野に入れている。
メローニ首相は、1月20日のトランプ大統領の就任式に出席するかどうかについては、出席したいがまだ招待状について検討中であるとして、確認を避けた。
また、ロシアとの戦争を続けるウクライナの強力な支持者である同首相は、トランプ大統領がキエフを見捨てることはないと述べた。
「率直に言って、私は撤退はないと見ている」と彼女は述べ、トランプ大統領は「まさに、我々が平和を望んでいるからこそ、ウクライナを見捨てないと言った」と付け加えた。