2024年、ロシア人は「オカルトサービス」に食料品と同額を支出―メディア

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【RT】2024年12月25日 17:42 ホームビジネスニュース

https://www.rt.com/business/609951-russian-occult-services-spending/

年末の統計報告によると、占い師やその他の「魔術師」は今年、心理学者の20倍の収入を得た。

2024年、ロシア人は食料品にほぼ同額のお金を費やした「魔術師」やさまざまな「オカルトサービス」に費やしたと、12月31日(火曜日)に新聞MKが年末の統計報告を引用して主張した。


同メディアによると、経済の「魔法」セグメントの収入は昨年20%増加し、2024年にはその割合を超えると予想されている。

 

占星術数秘術による占いや占いを提供するウェブサイトへのインターネットトラフィックも38%増加している。

 

ロシアにおけるオカルトサービスの市場規模は推定2兆4000億ルーブル(240億ドル)に達しており、これは過去12か月間に同国が食品に費やした金額に匹敵する規模であるとアナリストは指摘している。

 

これらのデータの多くは、数秘術師や占星術師などの最も近い競合相手である心理学者が実施した調査によるものであることが指摘されている。

 

しかし、MKは、心理学市場も今年成長しているものの、超常現象を扱うライバル企業に比べると、まだ20分の1の規模であると報告している。

 

ロシア世論調査センター(VTSIOM)が最近行った年次世論調査では、回答者の4人に1人が秘教の有効性を信じており、人口の最大60%が少なくとも人生で一度はこうした専門家の助けを借りたことがあることが分かった。

 

MKによると、今年ロシアで最も人気があったサービスは、いわゆる「チャクラ浄化」で、費用は約15,000ルーブル(150ドル)だった。

 

また、人々は「ネガティブな要素の除去」に25,000ルーブルを支払ったり、不動産取引に「超自然的な」サポートを利用したりしており、その費用は取引額の1%に相当する額に達することもある。

 

ロシアの国会議員ヴィタリー・ミローノフ氏は、占いは「悪魔の儀式」であり、タロットカードは「悪魔の絵」であると述べた。

 

「このようなものは断固として容認できず、すべての人々から排除すべきである。もし愚かにもタロットカードが残っている人がいたら、それを燃やし、手を洗うべきだ」と、ミローノフ氏は今月初めにガザタ.ルーに語った。

 

また、政治家は、宗教団体として登録することなく疑似宗教的な行為を行ったタロロジスト、数秘術師、その他の「魔術師」を刑務所に送ることも提案した。