ミレイ大統領とトランプ氏、アルゼンチンと米国の協定を発表へ - 報道

【RT】2024年11月14日 22:54 ホーム世界のニュース

https://www.rt.com/news/607661-milei-argentina-trade-pact/

2024年9月23日、ニューヨーク証券取引所にて、アルゼンチンのハビエル・ミレイ大統領 © Michael M. Santiago / Getty Images

前例のない貿易および軍事協定はメルコスールを回避する、と報道。

 

ブエノスアイレスのメディアによると、アルゼンチンのハビエル・ミレイ大統領は、ドナルド・トランプ次期大統領のフロリダ州の別荘を訪問中に、米国との新たな協定を発表する予定である。


リバタリアン自由至上主義者)の政治家であるミレイ大統領は、大統領就任以来、アルゼンチン政府の大幅な削減を行ってきた。

 

ミレイ大統領は11月14日(木曜日)にマー・ア・ラゴに到着し、11月9日(土曜日)まで予定されている投資家向けイベントに出席する。


保守派政治活動会議(CPAC)の投資家サミットでのスピーチで、ミレイ氏はアルゼンチンのメディア報道によると、「保守派諸国の連合」の結成を呼びかける予定である。

 

また、米国との間で「貿易の自由と軍事協力」を約束する協定を結ぶことを望んでいると伝えられている。

■ 南米の国家が税務当局を解散へ

 

報道によると、ミレイ氏は、先週の米国大統領選挙でのトランプ氏の勝利により、アルゼンチンが440億ドルの債務について国際通貨基金IMF)と交渉しやすくなると期待している。


また、アルゼンチンは米国中央情報局(CIA)と国家情報事務局(SIS)の関係強化にも関心を示していると報じられている。

 

今週初め、ミレイ氏は、政府の官僚主義を削減するにあたり、トランプ氏が「我々のモデルをコピーした」ことを称賛し、

規制緩和および国家変革担当大臣のフェデリコ・ストゥルツネッガー氏が、テクノロジー界の大富豪であるイーロン・マスク氏と連絡を取り合い「米国経済の規制緩和の方法について話し合っている」ことを明らかにした。

 


トランプ氏は最近、マスク氏を政府効率化省(DOGE)に任命した。

同省は、ワシントンにおける人員削減と改革を任務とする政府外のイニシアティブであり、2026年7月4日までの任期が与えられている。

 

ミレイ氏と、米国大統領選以来今週ずっとトランプ氏の別荘に滞在しているムスク氏は、フロリダで会談する予定であると報じられている。


ミレイ氏が米国と貿易協定を結べば、メルコスール(南米南部共同市場)にとって大きな打撃となる。

 

メルコスールにはアルゼンチン、ボリビア、ブラジル、パラグアイウルグアイが加盟している。メルコスールは現在、EUとの貿易協定の締結を目指している。

 

ミイレ氏は、マー・ア・ラゴ訪問後、11月9日(土曜日)にブエノスアイレスでフランス大統領エマニュエル・マクロン氏を迎え、11月11日(月曜日)にブラジルで開催されるG20首脳会議に出席し、

翌週11月13日(水曜日)にアルゼンチンに戻ってイタリアのジョルジャ・メローニ首相を迎える予定である。


11月14日(木曜日)、トランプ大統領と会談した後、ミイレ氏はアゼルバイジャンで開催された国連気候会議(COP29)の代表団を思い出した。